Warner Bros. Gamesが配信しているPlayer First Gamesの対戦アクション『MultiVersus』のSteam版において、ピーク時の同時接続数が過去最低となっているようです。
本作は、バットマンやスーパーマンといったDCヒーロー、トムとジェリーやバッグス・バニーといったワーナーキャラなどがクロスオーバーする『スマブラ』風格闘ゲームです。著名キャラが参戦していることもあり、配信当初の最高同時接続数は15万人を超えるなど盛況を見せました。
The Game Awards 2022では「BEST FIGHTING GAME」を受賞するなど評価も高い作品でしたが、リリース後は徐々にプレイヤー数が右肩下がりに。最近では1,000人台を前後しています。
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そんな中、海外時間14日にはついにピーク時同接数が1,000人を下回りました。VGCによるリリース日との比較では、7ヶ月弱で99.3574%も減少していることがわかりました。
VGCは減少の理由を「シーズン2のコンテンツ不足」と推測しています。シーズン1では約2ヶ月間でリック、モーティ、ブラックアダムなど5キャラクターを追加しましたが、3ヶ月前の11月15日に始まったシーズン2では、「ルーニー・テューンズ」のキャラであるマービン・ザ・マーシャンの1キャラが参戦しただけであるそうです。
また、キャラスキンの多くが課金アイテムで、中には15ドル相当のものもあるというマネタイズにも批判が集まっているといいます。
Player First Gamesは元々昨日開始する予定だったシーズン3を、3月31日に延期することを決定。理由としては「バトルパスの最後に到達するために期間を延長」としていますが、久しぶりの新規コンテンツを待ちわびていたプレイヤーからは批判の声が上がっています。
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Steam版が減少したとはいえ、本作はコンソール版もあるほかクロスプレイも搭載しているので、全体の人口はわかりません。それでも配信当初から99%以上も減少しているという事実は、大きなインパクトがあります。日本からはアクセスできないためあまり話題を聞かない本作ですが、プレイヤー数を回復することはできるのでしょうか。
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