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Naughty Dogは、最適化不足の声が上がっているSteamとEpic Gamesストアで配信中のPC版『The Last of Us Part I』について、マウス操作でのカメラのジッタリング問題やいくつかのクラッシュを解消するホットフィックスを現地時間の4月4日に配信することを明らかにしました。また、さらなる追加の改修パッチも来週後半にはリリースするということです。
期待された名作リメイクのPC移植も、評価はまさかの賛否両論
本作はPS3でリリースされた名作アクションアドベンチャー『The Last of Us』をフルリメイクした『The Last of Us Part I』のPC版です。AMD FSR 2.2やNVIDIA DLSS超解像度などPC専用の機能によって強化されていますが、当初予定されていた発売日から数週間の延期を経ての発売となりました。
高い評価を得ている作品の移植ということでユーザーからの期待も高かったものの、リリース当初から動作が安定しないなどユーザーからは厳しい指摘が続き、Steamのレビューでは当初“やや不評”とゲームの内容以前にPC版への最適化という点で評価を下げる苦しいローンチとなりました。
Naughty Dogも問題は把握しており、リリース後から各種問題に対応するパッチを継続的に配信し、記事執筆時点でSteamのレビューは“賛否両論”までは持ち直しています。しかしながら、現時点でも各国のユーザーから動作の不具合や不安定さを指摘するレビューも多く、一部の問題が解消されたユーザーやそもそも遭遇していないユーザーからの評価は高いものの、依然として問題を抱えた状態だといえるでしょう。
グラフィックカードのドライバは最新版に
なお、今回のアナウンスとあわせてNaughty Dogは各グラフィックカードのドライバを最新版にアップデートするようにも呼びかけています。
引き続き本作の移植を手掛けるIron Galaxyとも連携し、「本来ユーザーが望んでいた体験を提供したい」ともコメントしており、一刻も早い対応が望まれます。