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「倒れた敵の顔面で屈伸してはいけない」ルールが物議?『オーバーウォッチ 2』ジェンダー・マイノリティ大会にて

これをわざわざ記載すること自体が、ジェンダー・マイノリティに対する締め付けであるという意見も。

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「倒れた敵の顔面で屈伸してはいけない」ルールが物議?『オーバーウォッチ 2』ジェンダー・マイノリティ大会にて
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オーバーウォッチ 2』の大会「Calling All Heroes」にて、「倒れた敵の顔面で屈伸してはいけない」というルールから、議論が渦巻いているようです。

『オーバーウォッチ 2』とそのトップリーグ「オーバーウォッチリーグ(OWL)」の共同プログラムであるCalling All Heroesは、どんな人をも受け入れる競技環境を目指し、ジェンダー・マイノリティへの公平性やコミュニティ支援にスポットを当てた取り組みです。

その大会におけるルールに関するQ&Aに「Q.ティーバッグ行為は許されますか?(Is teabagging (t-bagging/tagging) allowed?)」「A.いいえ、行動規範に反するものです(No, as this goes against our code of conduct!)」という文言がありました。

ティーバッグ(t-bagging)行為とは日本で言う「屈伸」のようなもので、倒れた敵の顔のうえで“しゃがむ”動作を繰り返すこと。ティーバッグを動かすような動きからその名称で呼ばれています。

このルールを記載することが、ジェンダー・マイノリティがスノーフレーク(雪の結晶のようにデリケートで敏感なことを表わす、侮蔑的な表現)なコミュニティであることを表現し、ステレオタイプな考えを助長するのではないか?と反発的な意見が起こっているのです。

とはいえ、本トーナメントだけでなくいかなる(フィジカル・電子問わず)スポーツにおいて、他のプレイヤーに対する敬意に欠ける行為に関しては一般的に禁止されていることや、行動規範の解釈におけるこのルールは理にかなっていることは明白です。

ティーバッグ行為自体の是非はともかく、ゲーム内にスプレーとして登場してしまうような一般化された行為に対し、ルールの明示を含め過剰な反応を示すのはやめておいたほうが良さそうです。

《Okano@RUGs》
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