『バイオハザード RE:4』にてエイダ・ウォンの英語版声優を担当したリリー・ガオさんが多くの誹謗中傷を受け、Instagramの投稿のほとんどを削除する事態となっていましたが、削除後、リリー・ガオさんが自身のインスタグラムに新たにコメントを公開し、沈黙を破りました。
エイダの演技への批判から誹謗中傷に
リリー・ガオさんは2021年に公開された映画「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」でエイダ・ウォンを演じ、本作でもエイダの声優として参加。しかし、『バイオハザード RE:4』の演技に対する批判が起こり、次第に本人への誹謗中傷へと繋がり、インスタグラムの投稿やコメントを削除する事態となっていました。
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あらゆるアジア系女性を尊重するスペースを作るべき
ガオさんは、ゲーム『バイオハザード』でエイダを演じた初のアジア系俳優となったことは名誉なことだとし、決断したプロデューサーとディレクターに対し感謝を述べています。一方、ゲーム発売と同時に、「自分の居場所はない」という、あまりにも身近な感覚も生まれてしまったとのこと。批判は当然であるものの、有色人種の俳優が参加しただけで人種差別的、性差別的な嫌がらせを受けるのは初めてのことではないと綴っています。
さらに、きちんと反映していないキャスティングは、彼らの表現する非人間的なコミュニティを助長するとし、性的で、エロティックで、ミステリアスなアジア系女性だけを利用するのをやめ、あらゆるアジア系女性を尊重するスペースを作るべきだと主張しています。
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最後に、「私のエイダはサバイバーです。彼女は親切で、正義感が強く、知的で、面白い。彼女は予測不可能で、回復力があり、絶対にステレオタイプではありません。」とコメントを締めくくっています。
『バイオハザード RE:4』は4月7日に400万本を突破。無料DLC「ザ・マーセナリーズ」も配信されています。