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先日、『アリス イン ナイトメア』『アリス マッドネス リターンズ』で知られるアメリカン・マギー氏による第3作目『Alice: Asylum』の開発が頓挫したことをお伝えしましたが、同氏のPatreonにて「もうアリスの話はしないでほしい」と語っていることがわかりました。
「もうアリスの話はしないでほしい」…世間から離れ休暇中
この話題は、3日前に更新されたPatreonに書かれていたものです。現在同氏は世間から離れ、友人たちとオーストラリアの東海岸をのんびり航海している最中であるそうです。
同作に関してはEAから開発許可やIPの売却・供与などもできないという事態に陥り、開発が頓挫。同氏は同シリーズに対して何かをするエネルギーはもうなく、仮にEAを説得できたとしても開発に関わる気はないと宣言していました。心配や助けの申し出には感謝するとしつつも、『アリス』シリーズが完全に自分のものでないことから、EAから許可が降りないという事態は覚悟していたといいます。
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今後のことはまだ決めておらず、しばらくの間休暇を取るとのこと。「オズの魔法使い」を原作とする新作ADV『OZ: Adventures』についても、今のところは言えることがないとのことです。
加えて、「今後は『アリス』全般について質問するのをやめてもらえると本当に嬉しい」とも回答。同作に関する質問はすべて権利元であるEAに送って欲しいとしており、同シリーズと距離を置きたいようです。
ファン活動は今後もOK
なお、『アリス』のコスプレやハッシュタグ「americanmcgeealice」を用いたファン活動などは全く問題ないと述べました。ただし、このIPを使って何かを売ろうとすると問題が発生するので気をつけてほしいとのことです。
同氏は最後に、「開発が頓挫したことには、多くのファンと同じ痛みと怒りを感じています。できる限りのことを行いましたが、EAは同作と『アリス』の未来を潰すことを決定しました。最終的には私たちの手には負えないことであるため、それを受け入れなければならない」と語ります。
同氏は今『アリス』と決別し前に進むことを決めているといいます。「まだ『アリス』について戦うことを決意してもそれはそれで結構ですが、私の決断も尊重してほしい」と述べました。