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アクティビジョン・ブリザードは4月27日、同社の第1四半期決算を発表しました。
同社の広報担当によると、第1四半期決算については27日の株式市場の取引時間終了後、投資家への発表を行う予定でしたが、英・CMAが4月26日、マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザードの買収阻止の決定を下したことに対する「疑問に答える」ため、発表を早めたとのことです。
先述の買収阻止の決定を受けアクティビジョン株は下落しましたが、決算内容を見ると売上高は23億8,000万ドル(前年同期比35%増)と、悪くない数字を見せています。また、純利益は7億4,000万ドル(前年同期比87%増)、ネット予約は18億6,000万ドル(前年同期比26%増)となっており、成長を押し上げたのは主要IPである『Call of Duty』『Warcraft』『オーバーウォッチ』『ディアブロ』『Candy Crush』の5タイトルによるものです。
CEOのRobert Kotick氏は「我々のIPはすべて前年比で成長を続けており、『Call of Duty』が再び成長の大きな原動力となっています。モバイルネット予約は2桁成長を遂げ、『ディアブロ IV』予約販売も好調です」と述べています。
また、「マイクロソフトとの取引は世界の市場、特に英国において、競争、消費者、雇用に貢献すると確信しています。CMAの決定はれらの現実を反映しておらず、マイクロソフトと積極的に協力して覆していくつもりです」とコメントしています。