Blizzard EntertainmentのPvPヒーローシューター『オーバーウォッチ 2(Overwatch 2)』。同作にて予定にあったPvEの計画について大きな方向転換が行われたことが明らかとなりました。
PvEコンテンツは大幅縮小へ…様々な要素を高品質でまとめきれない
これは、今後のロードマップを発表する配信にて語られました。Blizzcon 2019やその後の発表で存在が明かされていたPvEモードである「ヒーローミッション」と「ストーリーミッション」の2つが用意されることになっていました。
配信によれば、今後はスキルツリーなど様々な成長要素、プログレッションのシステムを含む「ヒーローモード」の計画を廃止し、そういった要素のない「ストーリーミッション」でPvEを展開していくといのことです。
この決定については、Gamespot誌のインタビューではこの大規模な要素を既存の内容と並行してはまとめきれないだろう、という判断のもとによるものだと述べています。ヒーローの能力を強化できる「タレント」システムでは1人につき40から50用意されており、35人以上のヒーロー分用意しなければなりません。
さらにリリースするには何千ものタレントやそれを使うためのコンテンツが必要で、かなり大変な開発になってしまうといいます。チームが心血を注いで開発を行っていたため大変難しい決断でしたが、品質を維持しながら継続して提供するのは厳しいと判断したそうです。
シーズン6はシリーズ史上最大のシーズンへ
新たに今後のロードマップの詳細についても明かされています。シーズン5では「Questwatch」という中世RPGのような雰囲気の期間限定イベントや、シネマティック映像などが公開されます。
そしてシリーズ史上最大となるシーズン6では、先述したストーリーミッションに加え、新サポートヒーロー、新たなPvPモード「Flashpoint」などが追加される予定です。シーズン7以降はタンクやコントロールマップ。コラボイベントなど盛り沢山となっています。PvEに注目していた人にとって今回の縮小のニュースは残念なものかもしれませんが、まだまだ多くのコンテンツで楽しませてくれそうです。
基本プレイ無料で遊べる『オーバーウォッチ 2』は、Windows(Battle.net)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに配信中です。