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欧州ゲーム審査機関PEGIの執行委員会は、『ディアブロ イモータル』、および『Hunt:Showdown』にルートボックスが存在することを明らかにしなかったとして、アクティビジョン・ブリザードとPLAIONそれぞれに5,000ユーロ(約75万円)の罰金を科したことを報告しました。
ライセンス申請時にランダムアイテムの存在が開示されず
報告によるとどちらのタイトルについてもレーティングライセンスを申請する際にルートボックスやカードパックといった有料のランダムアイテムが含まれることを開示していなかったといい、PEGIの行動規範に記載されている規則違反に相当すると述べています。また両社は、ストアの掲載情報やマーケティング資料を直ちに更新するよう行動を起こしたとしています。
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今後のランダムアイテム販売の指針となるか
海外では規制傾向が強く、オーストラリアやイギリスでは実際に規制に向けた動きもみられているゲームにおけるランダムアイテムですが、実際に罰金が科せられるのは珍しい事例と言えそうです。約75万円という罰金額はそれほど大きくないものにも思えますが、両社はストアの変更等に迅速な対応を強いられるなど、今後これらの販売形態の指針となる判断となるかもしれません。