古都京都での恒例のゲーム展示会、2023年7月14日から開催された「BitSummit Let's Go!!」。ビジネスデイと一般開放日の3日間にわたって行われた本展示会から気になった作品を、本誌ライターがピックアップしてお届け致します。
去年も可愛いキャラクターデザインが目を引き、耳目を集めていた『Cuisineer』。パブリッシャーも決まった本作品を改めてご紹介致します。
可愛い見た目でプレイ時間は無限大
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本作品は主人公、猫娘の「ポム」が両親から送られてきた不吉な手紙を受け取り、慌てて実家に帰るところから始まります。実家のある「パエル」に着いたところ、両親は世界一周旅行にでかけており、レストランを任せるとの置き手紙も受け取り…波乱万丈の経営を始めることになります。
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本作ではレストランの改築や、営業中の調理を通じ経営を行います。初めのころは小さなレストランでも、最終的には非常に大きな店舗へと成長していきます。開店後には随時訪れるお客さんたちの注文に対応することで売上をあげていきます。
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料理に使う食材はローグライク式の自動生成のダンジョン内でうろついている敵を倒したり、自然の植物などの収穫を通じ集めることができます。ダンジョン内の敵の一部、豚は固く倒すのに時間がかかるのですが、その代わり豚肉を使うような料理は売り上げ単価が高くなるような調整になっているようです。
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また、レストランの客入りは時間帯に応じて混雑具合が違い、ランチタイムやディナータイムには人が押し寄せることに……。
ただし今回の展示では机が一つしか設置できず、前回印象に残った店内を駆け回る忙しさは体験できませんでした。
その理由を聞いたところ、「ダンジョンクロウルとレストランの経営/アップデートを一つづつ早く経験していただきたかったためSteamNextフェスで公開したデモよりも短くした。」とのことでした。
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気になるリリース版でのプレイボリュームに関してエクゼクティブオフィサーのSHAWN TOH氏に伺ったところ、最終的には腕があるプレイヤーなら16時間から20時間でクリアできる規模になる予定だそう。ただ、道中のミッションなどを考えると40時間以上、フルカスタマイズなども行うなら100時間以上プレイ可能な設計になっている、と語りました。
「SteamNextフェスのデモではアメリカの女性プレイヤーが既に100時間以上プレイしており、その方はカスタム部分を現在もかなり楽しんでおられます。」と、カスタマイズ部分の自信も伺えました。
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今年も「可愛い。」「気になる。」と通りがかる人が声を漏らしていた本作。今回、PC版のパブリッシャーが日本を含めたグローバルでXSEED(マーベラスUSA)へと決まりましたがそれについて尋ねたところ、「去年の出展などでプレイヤーの評判もよく、来場者にマーべラスの関係者がいたこと。色々なパブリッシャーと比較しても条件が良くマーべラスに決めた」とのことで出展が功を奏したようでした。
また、前回聞いたキャラクターデザインの評判のその後を聞いてみたところ、アメリカとオーストラリアでイベント出展後に、現地のコスプレイヤーから「キャラクターの三面図はないか?」という要望を受けたと、手ごたえの良さに非常に喜んでいました。
そんな本作品は今年の下旬発売を目指して既に追い込みに入っており、翻訳などは今回の展示では間に合わなかった部分はあるものの、まずはPC(Steam)での発売を目標としているとのことでした。
※UPDATE(2023/07/17):記事内写真を調整したものへと変更しました。