ゲームのようで、ゲームではない。絵本のようで、絵本ではない。ジー・モードから2023年8月31日に発売が決まった、ニンテンドースイッチ/Steam用ピクチャレスク・アドベンチャー『OU(オーユー)』。7月14日から開催されている「BitSummit Let's Go!!」で発売目前の最新プレイアブル版が試遊可能です。
予約購入者にオリジナルバッジ(全3種)のプレゼント企画もあり、ビジネスデーながら発売を心待ちにしていた多くのファンが引っ切りなしに訪れていた『OU』ブース。その試遊版のプレイレポートをお届けします。
プレイヤーに与えられた試遊時間は3分間。その中で進められるところまで自由にウクロニアの世界を体験できます。
筆者も当作は何度か試遊しましたが、今回の試遊ではUIがさらに分かりやすくなり、アニメーションや効果音など細かい部分もアップグレードされ、『OU』の世界にさらに没頭して楽しめるようになっていました。
『OU』について
プレイヤーが操作するのは干上がった河原で記憶を失くして目覚めた少年「OU(オーユー)」。尻尾に火がついたオポッサムの「サリー」に誘われ、自分の物語を探しにウクロニアの世界での旅を始めます。
当作でプランニング・シナリオ・アートを担当する幸田御魚氏が描くウクロニアの世界は、柔らかくも切ないペンタッチと色使いがまるで海外の絵本のよう。この中を歩き回るだけでも独特な雰囲気に浸ることができます。
その世界をさらに彩るのは作曲家・椎葉大翼氏による音楽。試遊で楽しめる序盤はギター1本で丁寧かつ表情豊かに紡がれた楽曲たち。物語が盛り上がるにつれ、ストリングスやパーカッションなどの楽器が加わった楽曲も増えるというこだわりの仕様。
試遊では時間が限られていましたが、旅をする中で出会う、「OU」を食べようとする「サウダージゴースト」、「OU」と瓜二つの「ジェミニ」、メキシコのラ・ヨローナを彷彿とさせる「泣き女」など、多くのユニークでミステリアスな存在に触れ、自分の物語が変化していきます。
『OU』の操作体験について
話すことができない「OU」は、見たものや感じたことを「ふせん」に書き残します。「ふせん」には書き残す以外にも、投げて当てることでツタを切ったり、ビンを割ったりすることで新たな道を拓くこともできます。「ふせん」自体も様々な種類があり、ただデザインが違うものや、特別な効果を持ったものもあるようです。物語の進行によっては、「ふせん」の代わりに驚きの特別な行動も起こせるようになるとか……!?
以前の試遊版では見られなかった、移動後の場所名の表示や画面右側の現在地を示すマップのUIが加わり、ウクロニアの探索体験はより快適かつ愛着が持てるようになりました。
繊細に描かれた世界は、ページの中の水や絵の中に飛び込むことで移動し探索するのですが、飛び込みの演出も前回の試遊版より細かく調整されていて、開発チームの情熱と作品愛が感じられます。
予約受付中&開発者インタビューもお楽しみに
発売直前のプレイアブル展示が大好評。8月31日に発売が決まった『OU』はSteamとニンテンドースイッチで予約受付中です。期間限定で15%オフの発売記念セールも実施中なので、気になる方はこの機会にぜひお買い逃しなく。
また、当サイトでは『OU』開発者インタビューも掲載予定です。続報をお楽しみに!
ニンテンドースイッチ版予約ページ
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000066765.html
Steamウィッシュリスト登録ページ
https://store.steampowered.com/app/1633430/OU/