ASUSより、7月19日に「ROG Phone 7」および「ROG Phone 7 Ultimate」が発表されました。本機はゲーミング性能に特化した、まさに“ゲーマー向けスマホ”です。本稿では「ROG Phone 7 Ultimate」を実際に使ってみた発売事前インプレッションをお届けしていきます。
◆ゲーマーをワクワクさせる仕掛けは外箱から! ハイスペックなゲーミング環境にテンション爆上がり

レンタル機が届いたダンボールを見て筆者がまず思ったのは「梱包のサイズがでかすぎないか?」ということ。「ROG Phone 7 Ultimate」とはいえ、スマホの外箱に対してはいささか大きすぎるように感じたのです。しかし開けてみて納得。三角形の頑丈な外箱に「ROG Phone 7 Ultimate」は収納されていました。100%リサイクル可能のバイオマス素材を使用しているようですが、正直捨てづらい……。飾っていたくなるフォルムです。


外箱を封じていたマグネット式の“何か”を開けて、「ROG Phone 7 Ultimate」を開封します。見た目はまさしく「ゲーマー向け」といった感じです! 早速起動してみると、本機の操作説明を兼ねたミニゲームが開始されました。

その際に必要となったのは外箱を封じていたマグネット式の“何か”! 「ROG Phone 7 Ultimate」をまさしく発進させるような形で、本機の設定をこなしていきます。

同梱された「AeroActive Cooler 7」も「ROG Phone 7」で遊ぶ人間には必須アイテムでしょう。こちらはゲームプレイ時の発熱を解決する冷却ファンなのですが、冷却およびデバイスの温度を表示してくれるだけにとどまらず、ゲームコントローラーのようなトリガーもついているのです。
後述する 「ROG Phone 7 Ultimate」ならではのゲームプレイでは、「AeroActive Cooler 7」が獅子奮迅の活躍をしてくれました。

「ROG Phone 7 Ultimate」には背面ディスプレイ「ROG Vision」も搭載されていて、ゲーム中など、様々な状況下でアニメーションが表示されます。その“ゲーミング”な感じもたまらないのですが、設定によって表示する内容を変更・作成可能です。

そして早速ゲームをプレイ。試したのは『崩壊:スターレイル』『原神』『PUBG MOBILE』『NIKKE』『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』『ファントムローズ スカーレット』などなど……。正直に言いますが、その性能に魅了されて試遊という目的以上に楽しんでしまいました。

『原神』などのゲームデータをDLしてる最中は手で持っていて発熱が感じられたのですが、そもそもの冷却性能からか、プレイ中にはどれもほんのり手が暖かく感じる程度。『NIKKE』の最高描写でもキャラがプルプルと揺れ……スルスルと動いて、感動します。

もちろん、リリース直後の『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』も同様でした。リフレッシュレート165Hzの「AMOLEDディスプレイ」「12x16mmデュアルフロントスピーカー」などで非常にハイレベルなゲームプレイを体感できます。
◆「AeroActive Cooler 7」で物理ボタンも拡張!

本機で筆者が最も注目したのは「AirTriggers」。本機は既存のスマホと同じく、タッチパネルのみがプレイの手段というわけではありません。「ROG Phone」シリーズおなじみとなる「AirTrigger」の進化系「AirTrigger 7」という機能で、ボタンを拡張していくことが可能なのです。

ディスプレイ周囲に超音波タッチセンサーを使った仮想ボタンが搭載されています。さらには「AeroActive Cooler 7」についている4つの物理ボタンも好きなところに設定可能で、これによってプレイングが快適に変わります。

たとえば『PUBG MOBILE』では射撃ボタンを始めとした箇所にボタンを設定、『崩壊:スターレイル』でもコマンドボタンに設置することで、ほぼディスプレイに触れることのないゲームプレイが実現できました。

「Armoury Crate」ではデバイスの現状況を確認可能。定期的に覗いて機体温度なども確認できます。UIがかっこいいので、特に理由なくチェックすることもしばしばありました。
この快適さを味わうと普段のスマートフォンには戻れない……! ゲーマーの欲望を刺激する快適なUIと高いスペックで、スマホゲームをストレスフリーに楽しめる「ROG Phone 7 Ultimate」は、7月21日(金)より通常価格179,800円(税込)で発売されます。「ROG Phone 7」は129,800円(税込)および149,800円(税込)にて販売予定。ラインナップなどの詳細はASUS Storeでチェックしてみてください!