2023年8月1日、インディーゲーム紹介番組「INDIE Live Expo 2023 Summer Spotlight」が配信されました。本記事では、世界初公開タイトルを含む50タイトルのインディーゲームが飛び出したこの配信の中で、編集部注目作の開発者に行ったインタビューをお届けします。
今回は、Windows向けにSteam早期アクセス配信中のシューティングゲーム『Nova Strike』をピックアップ。開発元Sanuk Gamesを立ち上げたYan Marchal氏にインタビューを実施しました。
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本作は、遠い銀河を舞台にしたレトロテイストなシューティングゲーム。ゲームをプレイする度に異なるステージが作り上げられる自動生成システムを採用し、武器や攻撃&防御スキルのカスタマイズなど、豊富なアップグレード要素も備えています。
――最初に、自己紹介をお願いします。ゲーム開発を始めたきっかけについてもお聞かせください。
Yan Marchal: 20年前にSanuk Gamesを立ち上げたYanです。現在はフランスとタイに拠点を置く在宅スタジオとして活動していて、このゲームは2022年初頭にプロジェクトが始まり、開発期間は10か月でした。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
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Yan Marchal:これはレトロスタイルのピクセルアートの縦スクロールシューティングゲームであり、ローグライト的なパワーアップ要素が組み込まれています。私たちは“車輪の再発明”をするつもりはありませんでした。ジャンル内で好きな要素を組み合わせた、シンプルで効率的なクラシックゲームを作りたかったのです。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Yan Marchal:たくさんあります!私たちは多くのシューティングゲームをプレイし、アイデアを集めました。
――本作の開発期間で、最も印象深いエピソードを教えてください。
Yan Marchal:テスターにハンドヘルドコンソールでプレイをしてもらったとき、ただ丁寧にゲーム内容をチェックして返却する……だけでなく「そのまま夢中になってプレイし続ける」ということがありました。これは私の長いゲームキャリアの中でも初めてのことでした!
――本作はどのようなゲーマーに遊んでもらいたいと考えていますか?
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Yan Marchal:私たちは“自分たちが楽しめるゲーム”をそのまま作りました。主にSTG愛好家をターゲットとしていますが、最初のステージは比較的簡単にクリアできるようになっているため、カジュアルなゲーマーにも試してもらえると思います。
――本作品や、デベロッパーとしての今後の展開についてお聞かせください。
Yan Marchal:『Nova Strike』に関しては、ユーザーの皆様の反応次第です。もし良い反響を得られたら、パッチ、DLC、または新しいエピソード(販売状況的に成り立つものなら何でも)を追加したいと思っています。また、スタジオとしては「シンプルなアーケードゲーム」というコンセプトに戻って取り組んでいくつもりです。次のゲームは『Vampire Survivors』や『20 Minutes Till Dawn』のようなホラーテーマのトップダウンシューターになる予定です。
――最後に、本作のファンや読者に向けてメッセージをお願いします。
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Yan Marchal:『Nova Strike』は、開発者が心の底から制作作業を楽しんで生み出したタイトルですし、もちろんプレイしていても開発者ながら楽しく感じています! 皆さまにも同じように楽しんでもらえることを願っています。
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