『Teenage Mutant Ninja Turtles: The Cowabunga Collection』や『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション』、直近では『The Making of Karateka』など、様々なレトロタイトル関連の作品の制作で知られるDigital Eclipseは、X(旧Twitter)上にて謎の龍を描いたティーザー画像を公開しました。
オールドゲーマーがどこかで見たことありすぎる龍
龍の他はSOONの文字と剣のみが書かれた画像には、直接これが何のタイトルかを示すロゴなどはありません。しかし、この龍の絵柄に既視感を隠せないオールドコアゲーマーは多いようで、該当の投稿は様々な返信が。それもそのはず、この謎の龍、線画とイラストの違いこそありますが図柄などが、「狂王の試練場(Proving Grounds of the Mad Overlord)」としても知られる初代『ウィザードリィ』のパッケージの広く知られた龍に酷似しています。その関連性はもちろん不明ですが、そう見ると、SOONの文字を貫く横向きの剣にも納得、なのかも知れません。
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『ウィザードリィ』の直近の権利の動きのおさらい
なお、近年『ウィザードリィ』の商標(ロゴなどの権利も含む)および、『ウィザードリィ6』『ウィザードリィ7』『ウィザードリィ8』版権はドリコムが所有しており、直近でも日本語版『ウィザードリィ6』『ウィザードリィ7』『ウィザードリィ8』のセット復刻である『Wizardry Legacy -BCF,CDS & 8-』が2023年冬発売予定のほか、モバイル向け完全新作『ウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネ』が開発中です。また、小説とコミックで同シリーズの世界観を用いた「ブレイド&バスタード」が展開されています。
一方で初代『ウィザードリィ』を含む初期作品群の版権についてはいまだゲーマー間では様々な都市伝説が飛び交っており、現所有者について未だ公には明らかにされていませんが、人気VTuber戌神ころねの直近で行われた初代『ウィザードリィ』配信においては、かつて『ウィザードリィ』を手掛けたSir-Techと酷似した名前をもつ権利者「Sirtech Entertainment Corp」の名前が記されています。
これらが示すものは未だ何も明らかではありませんが、もしかしたら日本での人気RPGシリーズの初期作品が何らかの形で再び楽しめるようになる日は遠くないのかも知れません。もちろん何らかの動きがあったとして、日本語対応がなされるかなどについても注目が集まります。