
海外メディアを中心に様々な噂が飛び交っているニンテンドースイッチの後継機、もしくは任天堂次世代機ですが、ActivisionのCEOであるボビー・コティック氏らが任天堂より同機種をめぐり説明を受けていたようです。
次世代機はPS4/Xbox Oneの第8世代並みの性能か?
この情報はマイクロソフトのActivision Blizzard買収に係る裁判資料の中で明らかになったもの。The Vergeが報じたところによると、昨年12月15日にボビー・コティックCEOを含む幹部数人が、任天堂社長の古川俊太郎をはじめとした幹部と面会し、次世代機について話し合いを行いました。
内容が大幅に編集されているものの、Activision Blizzardのシニアバイスプレジデントなどを務めるクリストファー・シュネッケンバーグがまとめた資料によれば、同機種は性能面で第8世代、つまりPS4/Xbox Oneに近いものであると述べており、次世代機で魅力的なものをつくれると考えるのが妥当であるとコメント。加えて、開発用ハードウェアプロトタイプへの早期アクセス権を確保し、それを早期に証明することは有益であるとも述べています。
Activision Blizzardタイトルの任天堂プラットフォーム向けタイトルとしては、現状『クラッシュ・バンディクー4』や『オーバーウォッチ2』などが提供されています。そしてマイクロソフトによる買収が成立すれば、今年2月に締結された『CoD』シリーズを任天堂プラットフォーム向けに提供する契約も存在します。もしかしたら、任天堂の次世代機では『CoD』をはじめとした様々なActivision Blizzardタイトルを楽しめるかもしれません。
発表はいつ?信憑性のある噂も手伝い期待高まる
任天堂次世代機に関する噂は、今月の始めより、具体的なものが流れ始めています。EurogamerやVGCの報道では、8月に開催されたgamescomにて一部開発者向けに極秘でお披露目されたといい、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の改良版や、UE5の技術デモ『The Matrix Awakens』が動作するところが披露されたといいます(ただしこれらのタイトルはデモ用で、次世代機向けにリリースされることが裏付けされたわけではない)。
このハードのチップにはレイトレーシング可能なNVIDIAのDLSS 3技術が採用されたとも伝えられており、最新のAAAタイトルでも他プラットフォームと大きな差がない状態で提供できるかもしれない可能性を示しています。

そんな噂が挙がり次世代機の正式発表への期待が高まっているところではありますが、もちろん同機種が実際にどのタイミングで発表されるかは不明ですしその詳細も定かではありません。果たして純粋なスイッチアップグレードとなるのか、それともさらなる新機軸を備えた機種となるのか。期待は高まります。
なお、先日配信されたNintendo Directでは、『プリンセスピーチ Showtime!』やリメイク版『ペーパーマリオRPG』、『アナザーコード リコレクション』やリメイク版『マリオvs.ドンキーコング』など、2024年発売のスイッチ向け任天堂タイトルが多く発表されていました。