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“ゲーミングPC”から“ハイエンドPC”へ ─「GALLERIA」ゲームPCアワード受賞インタビュー

GALLERIAは今後、ゲームに用途を限定せず「コンシューマー向けハイエンドPC」を目指してブランディングしていくとしています。

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“ゲーミングPC”から“ハイエンドPC”へ ─「GALLERIA」ゲームPCアワード受賞インタビュー
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イードがゲーム用PCと周辺機器の顧客満足度を調査する「ゲームPCアワード 2022」において、デスクトップPC部門の最優秀賞に「GALLERIA(ガレリア)」が選ばれました。

GALLERIAは、全国にPCショップ「ドスパラ」を展開する株式会社サードウェーブのゲーミングPCブランド。なぜ、GALLERIAは顧客満足度が高いか。その理由を、同社でマーケティングを統括する製品・マーケティング統括本部の上席執行役員 統括本部長 西村祐典氏に伺いました。

PC市場はコロナ禍の逆風から復調しつつある

――「ゲームPCアワード 2022」のデスクトップPC部門 最優秀賞、おめでとうございます。受賞について率直な感想を教えてください。

西村祐典氏(以下、西村)ありがとうございます。大変嬉しく、また光栄です。ゲーミングPC市場でずっと続けてきた取り組みが実り、多くのお客様に認知・愛好していただけているのかなと思います。非常にありがたいお話ですし、今後もより一層の取り組みを続けていきます。

――評価された要因をどのように分析していますか?

西村まずはブランドの存在を知っていただかねばなりませんので、プロモーションには常に力を入れています。そしてその後、GALLERIAの製品を手に取っていただいた方に、いかにして好きになっていただくかも同様に大切です。

後者に関しては、GALLERIAのラインナップやプライシング(価格設定)が功を奏したのだろうと考えています。

――おっしゃる通り、ブランドの存在を認識されるだけでなく、使用しての満足度も高くなければ総合満足度でトップに輝くのは難しいと思います。2022年は、GALLERIAブランドにとってどのような1年でしたか。

西村2022年は弊社のみにかぎらず、PC市場全体がまだ逆風にさらされていた1年でした。弊社も苦戦した面はありますが、GALLERIAブランドとしてはいい数字を残せたと思います。

――コロナ禍に端を発する世界的な半導体不足は、なかなか出口が見えませんでした。

西村はい。しかし、22年末から23年のゴールデンウィークにかけて、PC市場はかなり復調したと思います。大規模なオフラインイベントが開催できるようになるなど、そろそろコロナ禍以前の状況に戻りつつあるのを感じています。

――2023年は『Starfield』や『アーマード・コア6』など、ゲーミングPCを購入/新調したくなる大作が相次いで登場しています。直近の業界をどう見ておられますか?

西村そうした注目の大作に対応した推奨ゲーミングPCを展開させていただいていますが、その影響が数字として現れるのはもう少し先ですね。ただ、全体的に期待値は高いです。

ゲーム用途でなくともPCを楽しみながら使ってくれる人とコラボしていきたい

――GALLERIAは、VTuberやストリーマーなどとのコラボレーションも盛んです。人選などはどのように行われているのでしょうか。

西村私たちからお声がけすることもあれば、先方からご提案をいただくこともありますのでその辺はケースバイケースです。

VTuberやストリーマーの方とのコラボが多いのは、「配信にハイスペックなPCが必要で、ゲーミングPCがその要件を満たしている」というのも理由のひとつです。

ただ、私たちとしてはGALLERIAのPCを必ずしもゲーム配信などで使う必要はないと考えており「一緒にゲーミングPCを盛り上げてくれそうな方/楽しみながらGALLERIAのPCを使ってくれそうな方」であれば、幅広くご一緒したいと考えています。

――特に大きな効果が出たコラボはありましたか。

西村具体的な数字はお話できませんが、VTuberの猫麦とろろさんとのコラボでは想定していなかったおもしろい結果になりました。また、ストリーマーのSHAKAさんやプロゲーミングチームのCrazy Raccoonさんは別格といえるほどで、「ありがとうございます」という気持ちでいっぱいです(笑)。

それと、次世代Virtual eSportsプロジェクトの「ぶいすぽっ!」さんですね。手を携えてガッツリとやっていきましょうというお話は常々させていただいており、9月21日(木)からの「東京ゲームショウ2023」でもイベントを行います。

ゲーミング用途にかぎらない「ハイエンドPC」へ

――そうした取り組みもあり、今やGALLERIAブランドの認知度はかなり高いものになっていると感じます。ゲーミングPCを購入する人のファーストチョイスになってきているのではと。

西村先ほどもお話しましたが、認知度を高めるためのプロモーションや取り組みは常に力を入れてきました。ゲーミングPC市場ではトップを走れていると自負しています。

――一般のPC…という表現は語弊があるかもしれませんが、“ゲーミング”という冠を取り払うとPC市場はより大きなものになります。そうした市場へのアピール、アプローチなどは見据えておられますか。

西村ゲーミング用途にかぎらず、ハイエンドと称されるカテゴリにおいても一番でありたいと思っています。そうなるための第一歩として、2023年9月19日にGALLERIAのリブランディングに関するビジネス方針発表会を行いました。


――発表会では、クリエイター向けブランド「raytrek(レイトレック)」を法人用に一本化し、個人クリエイター向けモデルは今後、GALLERIAブランドが担うとのことでした。

西村私たちがいう“クリエイター”は写真・動画編集、イラスト制作、DTM、CAD、3DCGなど幅広い創作に取り組む方たちを指します。

このリブランディングを機に、クリエイティブに邁進する方たちにもGALLERIAブランドを訴求していき、ゲーム用途にかぎらない「コンシューマー向けハイエンドPCブランドとしてのGALLERIA」の姿を作っていくつもりです。

――期待しています。それでは最後に、今後の展望をお聞かせください。

西村PCゲームユーザー向けからコンシューマー向けハイエンドへとブランドの幅を広げていきますが、“ゲーミング”という冠を捨てるわけではなく、メインターゲットがPCゲームユーザーのみなさんであることには変わりありません

これからも、より多くのお客様にGALLERIAを知っていただき、そして好きになってもらえる施策を打っていきたいと考えています。

《蚩尤》

汎用性あるザク系ライター(が目標) 蚩尤

1979年生まれのファミコン直撃世代。スマホゲームもインディーズも大型タイトルも遊びますが、自分と組ませてしまって申し訳ないという気持ちやエイミングのドヘタさなどからチーム制のPvPやFPS、バトロワが不得手です。寄る年波…! ゲームの紹介記事に企画記事・ビジネス寄りの記事のほか、アニメなど他業種の記事もやれそうだと判断した案件はなんでも請けています。任天堂『ガールズモード』シリーズの新作待機勢。

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