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そのリアルさからこれまでにも何度かゲーム映像がフェイクニュースに引用されてきたサンドボックス型ミリタリーゲーム『Arma 3』ですが、10月7日に勃発したイスラエル・ハマス紛争によって新たなフェイクニュースが拡散しているようです。
開発元が再び注意喚起
これを受けて開発元のBohemia Interactiveは昨年11月の声明をSNSで再び共有し、フェイクニュースの見分け方や映像の取り扱い方について改めて注意喚起を行っています。
フェイク映像の見分け方
非常に低い解像度
フェイクの動画は解像度がかなり低く、ゲームの映像ということを誤魔化すために、意図的にぼやかされたりしている。カメラの手ブレ
臨場感、リアルさを演出するために、ゲーム映像をキャプチャしたものではなく、ゲーム映像をカメラで撮影し、手ブレしたものが使用されている。夜間など、暗い場所が撮影された映像である
ゲーム内のディテール不足を隠すため、映像は暗い場所で撮影されたものが多い。音声がない
ゲーム内の音声と現実の音声は区別しやすいので、無音にされている。動いている人物が出てこない
軍用車両の動きは比較的リアルに再現ができるが、人の「自然な動き」を再現することは最新のゲームでも難しい。HUDが表示されている
映像の画面端などに、武器や残弾数、車両の状態などを表すUIが表示されている場合がある。不自然なエフェクト表現
爆発や煙、炎などの表現が現実的でない場合がある。特に、小さい雲が"奇妙に"離れている場合は要注意。現実と異なった車両や装備
軍事知識がある人は、その状況において非現実的な装備が利用されていることに気付ける。(例:アメリカ軍の攻撃機A-10が、アメリカ軍の防空システムによって撃墜されているなど)また、本物でない部隊章や迷彩が描かれている場合もある。
何らかの意図を持って巧妙に作られたフェイク映像はパッと見では本物か偽物か分からないものもあります。情報を受け取るユーザーはしっかり内容を確認することが必要なのではないでしょうか。