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19世紀のロシアがモチーフの修道女ADV『INDIKA』発表―作品を完成させるため、母国ロシアを離れた開発メンバーたち

収益の一部はウクライナの子どもたちの為に寄付されるようです。

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19世紀のロシアがモチーフの修道女ADV『INDIKA』発表―作品を完成させるため、母国ロシアを離れた開発メンバーたち
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Odd Meterと11bit Studiosは、19世紀のロシアをモチーフとした修道女のアドベンチャー『INDIKA』を発表しました。トレイラーでは作品の紹介のほか、ゲーム開発のためにロシアを離れた開発者たちによる声明も公開されています。

「宗教と権威」をテーマに、若き修道女と悪魔の旅路を描く

2024年にリリースが予定されている本作は19世紀のロシアがモチーフ。プレイヤーは若い修道女の「インディカ」となり、「悪魔サタン」の化身である少女と共に冒険を繰り広げます。ストーリーを重視したつくりとなっており、「宗教と権威」といったテーマや、宗教的信念、道徳とそれらが人々に与える影響や束縛など、善悪の間でプレイヤーに「批判的な思考」を促すような作品でもあります。

本作はモスクワからカザフスタンに拠点を移したスタジオ、「Odd Meter」によって開発され、パブリッシングは『Frostpunk』『This War of Mine』で知られる11 bit studiosが担当。さらに、本作は日本語への対応も予定されています。

また、戦争による被害を受けた子どもたちを支援するため、本作の収益の一部がウクライナに寄付されることも明かされています。

作品のため、信念のため―母国を離れる決意をした開発者たち

本作を手掛けるOdd Meterはもともとロシアを拠点に活動していたスタジオで、11 bit studiosとの関係はロシアによるウクライナ侵攻以前から始まっていました。ロシア正教会やロシアの体制を示唆するような"グレーゾーン"のテーマを取り扱っていたところにウクライナ侵攻が重なったことで、本作の開発を継続することや、ロシアに留まることが物理的にも、道徳的にも困難で複雑な状況に陥ってしまいました。

そうしてOdd Meterスタジオが下した決断は、母国ロシアからの脱出。スタジオメンバーの16名がロシアを離れ、カザフスタンに拠点を移して開発を継続しています。また開発環境や私生活などさまざまな面で、11 bit studiosはOdd Meterに惜しみない全力のサポートを行っていたようです。

またGame*Sparkでは過去に、ウクライナやロシア、および周辺国のゲーム開発者に直接声を聞いたインタビュー企画も掲載しています。こちらもあわせてご確認ください。



『INDIKA』は2024年第1四半期にPC(SteamEpic GamesストアGOG.com)/海外PS5/Xbox Series X|S向けに配信予定です。また、本作は日本語にも対応予定です。

《kurokami》

チャーシュー麺しか勝たん kurokami

1999年生まれ。小さい頃からゲームに触れ、初めてガチ泣きした作品はN64の『ピカチュウげんきでちゅう』です。紅蓮の頃から『FF14』にどハマりしており、Game*Spark上ではのFF14関連の記事を主に執筆しています。

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