ユーチューバーのTKs-Mantis氏が、初代『Fallout』開発者の1人として知られるTim Cain氏との対談映像を自身のYouTubeチャンネルにて公開し、その中で『Fallout』シリーズの大きな謎がひとつ明らかになったと話題になっています。
『Fallout』シリーズにおける核戦争
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『Fallout』シリーズは核戦争によって文明が崩壊した後の世界を描くいわゆるポストアポカリプスもののRPGシリーズで、レトロフューチャー的なテクノロジーや自由なゲーム性が特徴です。
そんな本シリーズに共通する架空の作中歴史として、2077年10月にアメリカと中国による核戦争が勃発したというものがあります。作中の舞台を構成する基礎ともいえる出来事ですが、資源を巡って緊張感が高まっていたとされるアメリカと中国のどちらがその核戦争の切っ掛けとなる一発目の核ミサイルを発射したかは不明とされてきました。この件についてはこれまで公式の情報はなく、米中のどちらでもないという推測や宇宙人の仕業ではないかという説まで存在していました。
長年の謎がついに明らかに
映像で終始楽しげに話す両氏ですが、1時間26分頃にCain氏が「アメリカが核攻撃を受けた理由は、どうしてか中国がアメリカによる違法なFEV(作中に登場する生物兵器)開発を発見したからです。中国は中止するよう言ったにもかかわらず、アメリカは隠れて続けた」と話したところでTKs-Mantis氏の表情が変わります。
上記の謎とされてきた核戦争の切っ掛けとなった最初の一発が中国から撃たれたということが明らかとなったからですが、その事を指摘されるとCain氏は「ああ、それなら私は知らない。多分どこかのならず者国家だったのでしょう」ととぼけて見せます。『Fallout』シリーズ初作の開発者としては、せっかく謎として盛り上がっていることであれば、謎のままにしておきたいということのようです。