Naughty Dogは、『The Last of Us』マルチプレイプレイヤースピンオフ作品の開発中止を発表しました。
今後はシングルプレイヤーに注力…
本作は、2022年6月に『The Last of Us Part I』と共にコンセプトアートと作品の存在が発表。第1作目のマルチプレイモードを独立させた作品になると伝えられていました。2023年続報発表予定とされていましたが、残念なニュースが伝えられることになってしまいました。
発表文によれば、『Part II』開発時からプリプロを行なっていた本作は徐々にビジョンが明確になり、ゲームプレイはより洗練されたものになっていったとのことで、ゲーム部分の開発自体は順調だったそうです。
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しかし、本格的な制作に取り掛かる中で野望があまりに大きすぎることが判明。本作をリリースしてサポートを継続するためにはスタジオの全リソースを投入し、今後何年にもわたってローンチ後コンテンツをリリースしていかなければならないため、将来的に発売されるシングルプレイヤー作品に大きな影響を与えることになることがわかったのです。
最終的な決断として、オンラインゲーム専門のゲームスタジオになるか、同作の伝統であるシングルプレイヤーナラティブゲームに注力し続けるかという二択を迫られたことで、後者を選んだそうです。
レイオフも伝えられていた
Naughty Dogについては今年10月、開発のために集っていたQAテスターを中心とした契約社員のレイオフが報じられていました。同報道の中で『The Last of Us』マルチプレイ作品が危うい状況にあることがわかっており、『Destiny 2』運営するBungieの内部レビューでも否定的な反応が多かったようです。
『The Last of Us』第1作目のマルチプレイモードは人気の高いコンテンツだったため、それらのファンにとってはやや残念なニュースになってしまいました。しかしながら、Naughty Dogは『アンチャーテッド』『ジャック×ダクスター』『クラッシュ・バンディクー』などシングルプレイヤー作品で評価を得てきたスタジオ。こうした決断はやや仕方ない部分もあるでしょう。