昨年10月1日のリリース直後より、その動作原理が原因でアンチチートシステムによる誤認からBANの対象となるとして一時公開が取りやめられていたAMD「Anti-Lag+」ですが、Xユーザーからの問いかけにAMD関係者が「coming soon.」との反応を返したことが判明しました。
具体的な日時に関しては言及されてはいませんが、内部では着実に公開に向け作業が進んでいる模様です。
もう誤BANは懲り懲り、不安を払拭できるように万全なる用意を願うのみ
「Anti-Lag+」はゲームにおいてクリック応答性を向上させる機能を有し、FPSなどシビアな反応を求められる場面において有効なものです。ですが、AMDのサイトにおいて「ゲームコード自体の内部でフレームアライメントを適用することでフレーム同期を向上」とあるように、その動作原理からアンチチートシステムからコード改ざんを行うチートと誤認、結果使用したユーザーが自動的にBANされる事態となっていました。
これによりAMDは「Anti-Lag+」の公開を一時取りやめ、ゲーム側においても独自のドライバチェック機能が実装。また、影響を受けたユーザーの特定と処分の取り消しも行われることとなりました。
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そんな「Anti-Lag+」ですが、2月14日にとあるXユーザーからの「Anti-Lag+の再実装に関してなにかニュースはあるか?」との問いかけに対し、AMDのChief Architect of Gaming Solutions & Marketingを務めるFrank Azor氏が「Yes, coming soon.」との反応を返していたことが判明しました。
具体的な日時に関しては言及しておらず、また内容自体も非常に簡潔ではありますが少なくとも「Anti-Lag+」の再公開に向けたAMD内部での動きは継続しているようです。
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当たり前の話ではありますが、ゲーマーにとって前回のような誤BAN騒動はもう懲り懲りです。AMDにはじっくりと改善に取り組んで信頼回復に努めてほしいと切に願うばかりであります。