『ゼンレスゾーンゼロ』7月4日リリース前に“HoYoverse話題の新作アクション”を予習しよう!完成直前バージョン『ZZZ』をシンガポールで先行プレイ | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『ゼンレスゾーンゼロ』7月4日リリース前に“HoYoverse話題の新作アクション”を予習しよう!完成直前バージョン『ZZZ』をシンガポールで先行プレイ

7月4日のリリース前に『ゼンレスゾーンゼロ』を予習してみませんか?

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完成直前バージョン『ZZZ』をシンガポールで先行プレイ
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HoYoverseは7月4日、シンガポールにて『ゼンレスゾーンゼロ』メディア向け発表会を開催しました。この発表会ではリリース前ビルドが試遊でき、世界中から集まったメディアが一足先に『ゼンレスゾーンゼロ』の世界を堪能。もちろん筆者もプレイし、CBTからブラッシュアップされたゲームプレイに「いよいよリリースが間近に迫っている!」と感じました。

本作は過去に複数回のCBTが開催され、ゲーマーの期待と話題性を兼ね備える注目タイトル。しかしリリースを間近に控えた今も「本作がどのようなスタイルのゲームなのか」が判然としていない方もいるのではないでしょうか?

そこで本記事では、シンガポールで行われた先行試遊をベースに『ゼンレスゾーンゼロ(以降、『ZZZ』)』がどのようなゲームか改めて紹介していきます。 CBTからユーザーの声がどのように反映させているか気になる方、追加キャラを見逃しているという方もいることでしょう。リリース前の予習、あるいはプレイを迷っている方はぜひご覧ください!

◆そもそも話に聞く『ZZZ』ってどんなゲーム? 危険と隣り合わせの都会で繰り広げられる「群像劇&スタイリッシュアクション」!

『ZZZ』のジャンルは「都市ファンタジーアクションRPG」と呼ばれています。筆者としては“スタイリッシュアクション”、そして同時に「完璧なプレイを目指したい、中毒性の高いアクション」とも感じます。序盤の雑魚戦では爽快感あふれる中で敵を駆逐していく楽しさを味わえますが、「強敵との闘い」になるとパリィを始めとした“攻撃フェイズの奪い合い”になり、緊迫感のあるアクションに一変します。そのため「スタイリッシュな立ち回り」を目指したくなるのです。

舞台はホロウ災害が発生している「新エリー都」で、プレイヤーはここで都市生活を営みながら依頼をこなしていきます。「ホロウ」というのは、街中に突如発生する黒い球体のこと。この中では道がねじれたりモンスターが跋扈したり……更には耐性がないとエーテルという物質に浸食され、モンスターに変貌したりもしてしまいます。

つまり「新エリー都」は、いつでもどこでも生活地域が危険エリアに変貌する可能性を秘めているわけです。現実で言うなら「先ほど池袋の東口付近にホロウが発生したので、通行止めです」みたいなノリでしょうか。しかしホロウの中にあるエーテルは危険ですが資源価値も高いわけで、エーテル耐性がある一部の人間たちが「じゃあ池袋東口に現れたホロウでひと儲けと行こうぜ!」と考えるわけですね。その内部構造をサーチしてガイドするのが、主人公たち「プロキシ」の役割です。

主人公たちにも目的がありメインストーリーの大筋はそれが主体となってきますが、『ZZZ』では主人公たちと関わってくる個性的なキャラクター、陣営のストーリーも描かれます。「新エリー都」に住む人々のエピソードを辿っていく、まさに「都市ファンタジーアクションRPG」な物語を体験できます。


李振宇プロデューサーはインタビューにて“幅広い人に楽しんでもらえるアクション”を目指したと述べており、筆者もすでに『ZZZ』のファンになってしまいました。アクション好きはもちろん、個性豊かなキャラ・ビジュアルを味わいたい方には、ぜひプレイしてほしい一作です。

◆ “自分に向いたビルド”が重要な、遊ぶ手が止まらないアクション―ステータスも重要だけどプレイテクも必須!

シンガポールで行われた試遊ではリリース版にかなり近いバージョンが提供されました。こちらでは大幅な変化は見られなかったものの「増幅テスト」で実装されたパズルパート(ホロウ探索)での「倍速再生機能」を初めとし、全体的にわかりやすくプレイしやすくなっている印象を受けます。同時に『ZZZ』ではストーリースキップも一部実装されています。もちろんスタイリッシュアクションとしての完成度は高く、ド派手でカッコよくテンポの良い操作感がたまりません。

ステータス周りのシステムは『原神』『崩壊:スターレイル』などと似たモノが導入されており、HoYoverse作品を遊んだことがある方なら理解しやすいでしょう。もちろんそれに倣って「良い装備を掘る楽しさ」もあるでしょうが、さらに重要となるのはプレイテクです。李振宇プロデューサーの「より多くの人にアクションの楽しみを」という考えはゲーム中にしっかりと反映されており、アクションが苦手な人でも爽快なプレイを楽しめます。しかし、それだけが「本作のアクションのすべて」ではありません。

ボスを始めとした強敵との闘いでは敵の一撃が重く、回避などの「ディフェンスを意識した立ち回り」が重要になってきます。キャラクターは「なんとなく操作する」だけでもある程度活躍できますが、各キャラごとに特殊な操作で派生する特徴的な攻撃もしっかりと用意されているため、いかに攻撃を喰らわずこちらの技を入れ続けるかが大事です。厳選をこなしステータスを上げて挑戦しても、攻撃を喰らうということ自体「自分のプレイミス」ですので、最終的にはプレイヤーのテクニックが重要となっていきます。

たとえば「極限支援」と呼ばれるテクニックでは、敵のアタックに合わせてキャラ変更と同時にパリィなどを行えます。これを発動できれば敵に大きな隙が生まれ、猛攻を受けている最中でも一転攻勢に移ることができますが、もちろんミスれば大ダメージ! さらには「支援ポイント」も消費するので、極限支援を常に使うこともできません。

ステータスを向上させていくにしても「ブレイクさせて大ダメージを狙う」「状態異常で有利を取る」「防御力無視の“貫通率”を上げる」といった自分の戦法にあわせたビルドが求められます。攻略として有効な方向性が提示されても、最終的にはプレイスキルや自分の性分にあった戦法にマッチしているかが重要になってくるでしょう!

◆「ゲームシステム」の段階からキャラの個性を際立たせることに特化している『ZZZ』

そして『ZZZ』で外せないのは個性的なキャラの数々と、新エリー都での生活です。アクション面では、たとえば“銃を撃つ”という動きのひとつをとってもキャラごとに個性が現れます。邪兎屋のビリー・キッドはガンカタじみた全方位射撃を行いますが、増幅テストで登場した朱鳶は軍隊のような制圧射撃を行います。

さらに特定キャラ同士の組み合わせで会話が変わったり、中には必殺技(終末スキル)演出が変わったりする取り合わせまで用意されています。たとえば白祇重工のクレタとベンを一緒に出撃させると、クレタがベンに打ち上げられる形で技を発動してくれます。

日常パートでは、新エリー都は主人公兄妹のビデオ屋「Random Play」のある「六分街」をはじめとし、ショッピングエリア「ルミナススクエア」を含めた相当数のエリアが存在しています。「六分街」にはラーメン屋やレコード屋などの様々な商店が軒を連ねていますが、日本のようで海外のような、どことなく文化のごった煮といったイメージを受けます。これは様々な文化の“融合”を重視した結果とのこと。

プレイアブルキャラの「個性あふれるアクション」もキャラに惹かれる個性のひとつですが、プレイヤーが街を歩いているだけでも「ふらっと街に出ているキャラ」と出会うことができます。六分街によく現れるのは「邪兎屋」の面々。カッコいい戦闘モーションとは裏腹に、ビリー・キッドはよくゲームセンターの前にいて「一緒に遊ぼうぜ!」と誘ってくれますし、ニコは大抵怪しげな儲け話(で失敗している姿)を披露してくれます。

アクションはステージ制ですが、中にはシームレスにステージが繋がったクエストも登場するので、空間そのものが乱れたホロウ内部を駆け回ることができます。ここはまさに“融合”そのもののような混沌とした世界。ホロウ探索における「TVアレイ」は前衛芸術家であるナムジュン・パイクのビデオアートを思わせますし、デザイン畑出身の李振宇プロデューサーが持つ強みを活かした「カッコよさ」を感じさせてくれます。

筆者としては、『ZZZ』は“キャラの魅力を徹底的に押し出す作品”であると感じました。日常パート・アクションパートのいずれでも、遊んでいるうちに自然とキャラクターへの理解度が高まりますし、システムそのものがキャラの個性を引き出すことに繋がっているため、キャラそのものに強く愛着を持てるゲームになっています。

正式リリースを迎えた後はCBTで使い慣れたキャラを使うか、それとも見知らぬキャラでチャレンジしてみるか、あるいは陣営のキャラを揃えて楽しんでみるか……ゲームを進めやすくなる「鉄板の強キャラ」もそのうち発見されるかもしれませんが、アクション性が強いこともあってプレイヤー各々の「好き」を貫けるところが良いですね。


『ゼンレスゾーンゼロ』は、アクション好きもそうでない方も一度触ってみる価値がある作品だと強く思います。レアリティが低いキャラにも「キャラの個性」が強く反映されているので、ソーシャルゲームに触れてこなかった方もぜひ一度プレイしてみてはいかがでしょうか。

HoYoverseが満を持して送り出す『ゼンレスゾーンゼロ』はPS5/スマホ/PC向けに2024年7月4日11時配信予定です。




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《高村 響》

ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

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