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「悲しいけどテキストだけでRPGのクエストをクリアする人、ほとんどいないのよね!」『The Elder Scrolls Online』ディレクターが海外メディアに語る

時代とともに移り変わる、ゲームの「クエスト」とそれをめぐる情報開示の進化。

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「悲しいけどテキストだけでRPGのクエストをクリアする人、ほとんどいないのよね!」『The Elder Scrolls Online』ディレクターが海外メディアに語る
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「昔ながらのテキストのみでヒントを表示するようなクエストは、今や誰もプレイしようと思わない」――『The Elder Scrolls Online』のディレクターであるMatt Firor氏は、そのような意図の回答を海外メディアRockPapersShotgunのインタビューで行っています。

ユーザーの多様化がコンピューターRPGのクエストマーカーやミニマップの進化をもたらした

Matt Firor氏は最近のゲームのプレイヤーの傾向について「迷子になることに耐えられなくなっている」と指摘し、『The Elder Scrolls 3: Morrowind』を引き合いに出して以下のように語っています。

(Morrowindは)今プレイすると、コンパスも地図もなく、文字通りクエストは『右から3本目の木に行き、西に50歩歩く』といった感じになります。今それをやったら、プレイする人はほとんどいないでしょう。だから今はヒントや手がかりを与える必要があります。誰も問題解決にそんなに多くの時間を費やしたいとは思っていないからです。彼らは物語を聞きに行ったり、他のプレイヤーと交流したり、NPCと交流したりしたいのです。

『The Elder Scrolls 4: Oblivion』『The Elder Scrolls 5: Skyrim』ではクエストの目的地が地図上にマーカー表示されるようになり、またミニマップや方向表示も充実して、クエストに関連するテキストのみで手探りで目的地を探すことはほぼなくなりました。

こうした方向性の変化に対して、Matt Firor氏は以下のように語っています。

Morrowindは明らかに素晴らしいゲームです。私のお気に入りのゲームの 1 つです。しかし、オープンワールドでそのような手法で物語を語るのは、現在のタイプのゲーマーにとっては少し時代遅れです。彼らは皆がハードコアなわけでもなく、皆がPCや第1世代コンソールの熱狂的なファンでもなく、できるだけ多くの時間をゲームに費やすようなタイプではありません。今ではプレーヤーに多くの選択肢があるため、ゲームが魅力的で楽しいものであることを確実にする必要があります。フィールドを歩き回って木から50歩の距離を測ることは、もはやその一部ではありません。私は古いタイプの人間なので、それは少し残念です。

ゲームユーザーのすべてがコンピューターRPG初期からの理不尽なクエストに耐えてきたわけではないことと、新しい世代のゲームユーザーにとってもゲームは楽しいものである必要性から、多くのゲームにおいてクエストマーカーやミニマップは進化を遂げてきた……そんな内容が伝わるインタビューとなっています。今やオープンワールドのゲームに限らず、クエスト目的地への方角マーカーや周囲の状況を示すミニマップや周囲の拡大マップはほぼ必須になっているのが現状です。

とは言え、クエストマーカーは「限られた情報を基に手探りで目的を達成する」まるで宝探しのような楽しみ方を薄めているのは確かでしょう。こういった点は、将来のゲームデザインのヒントの1つになるのかもしれません。


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《ずんこ。》


石の中にいたいブロガー ずんこ。

ダンジョンの間に挟まれたい系男子。某掲示板でRPGツクールに目覚めその進捗目的でブログを書き始めるも、いつの間にかDRPGが中心の内容に変わっていた。 DRPGと麻雀・ポーカーゲームと元ネタとの差別化が光るフォロワー系ゲームをこよなく愛する。サービス終了したアーケードゲーム『ポーカースタジアム』の公式大会優勝という凄いんだか凄くないんだかわからない肩書きも持つ。

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