
7月27日、ゲーミングPCで知られるメーカーのMSIが東京・秋葉原にて同社ゲーミングノートPCの誕生20周年を記念したアニバーサリーイベントを開催しました。

現在のフラグシップモデルや注力している機種はもちろん、過去に遡ってターニングポイントだった往年の名機までがズラリと展示されている光景は壮観。改めてMSIがどんなメーカーであるのか、これまでにどのような歴史を辿ってきたのかをレポートします。


珠玉の最新機種
MSIはカジュアルゲーマー向け、eスポーツゲーマー向け、プロフェッショナルユーザー向けの3つに分けたモデルを始め、クリエイターやビジネスマン向けまで幅広いニーズに応えた最新機種までラインナップ。ここからは展示されていたマシンをいくつか紹介していきます。
■ポータブルゲーミングPC「Claw A1M」

2024年3月に発売。CPUにIntel Core Ultra 7 155H/Ultra 5 135H、USB PD対応のThunderbolt 4 Type-Cを搭載し、冷却性能にも優れ、グラフィックス性能は2023年のポータブルゲーム機やエントリーモデルのゲーミングノートPCを上回ります。PCに匹敵するスペックの高さが長所です。
■MSI×Mercedes-AMGコラボモデル「Stealth 18 Mercedes-AMG Motorsport A1V」

昨年から始まったMercedes-AMGとのコラボレーションモデルとして、新たに18インチの「Stealth 18 Mercedes-AMG Motorsport」が加わりました。ノートPC全体のデザインがシンプルになり、インターフェイスやアプリケーションでもMercedes-AMGをイメージしたデザインになり、コラボの深度が増しています。「ラグジュアリーで速い」を地で行くモデルです。



■カジュアルゲーマー向け「Cyborg 14 A13V」

必要な性能・機能をコンパクトかつ特徴的なデザインの本体に詰め込んだ14インチモデル。「第13世代インテル® Core i7 プロセッサー」と「GeForce RTX 40 シリーズ Laptop GPU」の組合せで、ジャンルを問わずあらゆるPCゲームをフルHD解像度で快適にプレイできます。カジュアルユーザー向けに力を入れているモデルで、筐体のデザインがスケルトンなところもがかっこいいですね。
eスポーツゲーマー向けAI搭載ハイエンドモデル「Stealth 14 AI Studio A1V」

最新CPU「インテル® Core Ultra プロセッサー」を搭載した14インチ、最薄部19.9mm、軽さ1.7kgの薄型・軽量・ハイエンドゲーミングノートPCです。プロeスポーツゲーマーが世界各国で活動する際に持ち運べるゲーミングPCとして活躍できるだけでなく、ゲーム動画の生配信を行うストリーマーや4K動画編集・画像編集を行うプロクリエイターが求める画像処理性能を備えています。
■プロフェッショナルユーザー向けフラグシップモデル「Vector 16 HX A13V」

プロeスポーツゲーマー向けの高性能を備えたハイスペックゲーミングノートPC。一般的なディスプレイより4倍高速駆動の「スーパー滑らか表示ディスプレイ(240Hz)」や2.5Gbps有線LANポートなどを搭載しています。「Core i9-13980HX」と「GeForce RTX 4080 Laptop GPU」の組合せにより、プロゲーマー達が使うゲーミングPC環境に匹敵するゲーミング性能を発揮します。総額100万円オーバーの強烈な最高峰フラグシップモデル「Titan 18 HX A14V」に備えていた機能をできる限りカットして、コストを抑えたモデルです。
■プロフェッショナルユーザー向けフラグシップモデル「Raider 18 HX A14V」

新たにフラッグシップモデルに加わった「Raider 18 HX A14V」は、インテル®Core i9 プロセッサー(第14世代 HX シリーズ)とNVIDIA® GeForce RTX 40 シリーズ Laptop GPUを採用してパワーアップしました。最大192GBまでDDR5メモリ搭載可能で、リフレッシュレート120Hz・4K+ディスプレイ、Per-Key RGB ゲーミングキーボードなど、フラッグシップモデルならではの様々な機能が満載です。

■プロフェッショナルユーザー向けフラッグシップモデルの最高峰「Titan 18 HX A14V」

「Titan」シリーズの18インチモデルが6年ぶりに復活しました。インテル® Core i9 プロセッサー(第14世代 HX シリーズ)とNVIDIA®GeForce RTX 40 シリーズ Laptop GPUを採用してパワーアップしています。最大192GBまでDDR5メモリ搭載可能cd、リフレッシュレート120Hz・4K+ディスプレイ、Cherry MX ULP メカニカルキーボードなど、Titanシリーズならではの様々な機能を満載した豪華仕様です。
■ビジネス・クリエイター向け「Prestige 16 AI Studio B1V」

最新CPU「インテル®Core Ultra プロセッサー」を搭載し、より薄くより軽くより便利なデザインにリニューアル。新しい省電力コアの「LP Eコア」の追加により、ノートPCでも長時間バッテリー駆動を実現しています。さらに、AI専用プロセッサー「NPU」を新たに搭載し、従来ではクラウド上で行っていたAI処理をノートPC側で実行可能になりました。
■AI専用プロセッサーを搭載ビジネスノートPC「Summit E13 AI Evo A1M」

360度回転可能なタッチ機能対応ディスプレイを搭載したハイスペックビジネスノートPC。「インテル® Evo Edition」に準拠し、デスクトップPCに匹敵する高い処理性能を備え、ビジネスだけでなくクリエイティブ用途でもパワーを発揮します。ディスプレイにはアスペクト比16:10、解像度1920×1200のWUXGA、Golden Ratio ディスプレイを採用。一般的なフルHDタイプのノートPCよりも広い作業領域を確保し、フィンガータッチ機能、スタイラスペン「MSI Pen2」によるペンタッチ入力にも対応しています。
■ビジネスノートPC最軽量モデル「Modern 14 H D13M」

一般的なノートPCよりも高い処理性能を実現するべく、デスクトップPCに匹敵するCPU性能を発揮する「第13世代インテル® Core プロセッサー Hシリーズ」を採用。“速さ”を求めるノートPCユーザーへ提案する新しいビジネスノートPCです。
■ビジネス・クリエイター向け「Prestige 13 AI Evo A1M」

超薄型・超軽量モデル「Prestige 13」シリーズに、最新CPU「インテル® Core Ultra プロセッサー」搭載したバージョン。新しい省電力コアの「LP Eコア」の追加により、長時間バッテリー駆動を実現。さらに、AI専用プロセッサー「NPU」を新たに搭載し、従来ではクラウド上で行っていたAI処理をノートPC側で実行可能です。