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AMDは、4~6月の第2四半期における決算報告を公開しました。
AI向けプロセッサーの需要増加で記録的な売上高も
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AMDの4~6月期の売上高は58億ドルで、前年の同時期と比較すると9%増加しています。部門別で見た場合、特にデータセンター部門は大きく売上高を伸ばしており、前年同期比で115%増の28億ドルと記録的な結果となりました。
CEOのリサ・スー氏も記録的な収益の伸びについて、「EPYC」や「Instinct」「Ryzen」といったAI技術をはじめとするプロセッサの需要が逼迫していることに触れつつ、下半期にはさらに収益を成長させるよう取り組んでいくと言及しています。
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一方でゲーム部門の売上高は減少傾向に…
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他部門も順調な記録を見せたわけではなく、GPU「Radeon」シリーズやPlayStation・Xboxといったコンソールを扱うゲーム部門の売上高は減少傾向にあり、同部門の前年同期比でみると59%減となる6億4800万ドルと大幅な落ち込みを見せています。この結果については、コンソール向けプロセッサの出荷台数が減少した点が指摘されています。
同部門は最終的に7700万ドルの営業利益を出しており、売上高は大きく落ち込んだものの、黒字の状況が続いています。
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また、AMDは今年第3四半期の売上高について「67億ドル前後」になると予想しています。