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Intelはかねてから問題となっている13世代・14世代「Core」CPUの不安定化問題を受け、影響下にある全ユーザーが交換・RMAを受ける事ができるよう調整中であると発表しました。
BTOやPCメーカーからの購入した場合は購入元であるベンダーのカスタマーサポートチームへ、ボックス・トレイ版の場合はIntelカスタマーサポートへの連絡を呼び掛けています。
OEM・組み込み型からCPU単体まで異なる連絡先を提示、該当者は注意の上各自対応を
今回の発表は同社の第13・14世代CPUにて発生している一連の不安定化問題を受けてのもので、BTOやメーカー品からボックス・トレイ版まで購入形態を問わず不具合が発生しているすべてのユーザーを対象にするとしています。
2024年4月頃からUnreal Engineを使用したタイトルでクラッシュするなどの報告が寄せられ、開発元であるIntelが調査を実施。その結果原因である電圧上昇を引き起こすアルゴリズムを特定し、対応する修正パッチを今年8月中旬を目途に配布予定としています。
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対応は電圧上昇に伴う劣化が既に進行している場合を想定してのもので、購入形態に応じて購入元のサポートチームないしIntelカスタマーサポートへの連絡を呼び掛けています。また、Intelはフォーラムにて対象CPUの保証を2年間延長する予定とも発表しています。
一方で競合であるAMDも当初7月末発売予定だった「Ryzen 9000シリーズ」を、初期ロットでの問題発生を理由に発売予定を8月に変更するなどやや慎重な立ち回りをみせています。
今後のCPU競争にも深刻な影を落としかねない今回の問題、今回の発表によりとりあえずはひと段落ついたといえるのではないでしょうか?
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