現代にタイムスリップした開発者が、ゲームを作ったらどうなるか?忍者アクション『闇の仕事人KAGE Shadow of The Ninja』試遊レポ。レトロな味わいと現代ハードならではの刺激【TGS2024】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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現代にタイムスリップした開発者が、ゲームを作ったらどうなるか?忍者アクション『闇の仕事人KAGE Shadow of The Ninja』試遊レポ。レトロな味わいと現代ハードならではの刺激【TGS2024】

海外のファンからも好感触。

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現代にタイムスリップした開発者が、ゲームを作ったらどうなるか?忍者アクション『闇の仕事人KAGE Shadow of The Ninja』試遊レポ
  • 現代にタイムスリップした開発者が、ゲームを作ったらどうなるか?忍者アクション『闇の仕事人KAGE Shadow of The Ninja』試遊レポ
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東京ゲームショウ2024にて「ナツメアタリ」がブースを出展していました。今回は8月29日に発売された忍者アクションゲーム『闇の仕事人KAGE Shadow of The Ninja』について、担当者の方にお話を伺いつつ、試遊を行ってきました。

「30年前からタイムスリップした開発者が、現代のハードでゲームを作ったらどうなるか?」

『闇の仕事人KAGE Shadow of The Ninja(以下、『カゲ』)』はスーパーリアリズム忍者アクションゲーム。1990年にファミコン向けに発売された同タイトルのリメイク版となります。開発はナツメアタリに所属するスペシャルチーム「TENGO PROJECT」が担当し、オリジナル版と全く同じメンバーで作り上げられた作品となります。

また本作は「16Bitテイストリメイクプロジェクト」の第4弾であり、基本的に解像度や色数など、16Bit時代のハードスペックに近い環境を想定して開発されています。16色までしか使用できないグラフィックツールを用い、当時の開発者がその当時と同じ感覚でドットを描いているとのことです。

制作は、現在多く取られている開発手法とは異なる「仕様書が無い状態での口頭でのディスカッション」という昔ながらの粗削りな方法で進められており、言い換えれば「30年前からタイムスリップした開発者が現代のハードでゲームを作ったらどうなるか?」というテーマに基づいたプロジェクトとなっています。

ドット絵も当時の開発者が一人で担当し、圧倒的な物量をこなして完成させたとのこと。また、パッケージやポスターなどのキャラクターイラストはリメイク前と同じ「ダイナミックプロ」が担当するという、徹底した「同じ人間が作る」というこだわりが随所に見られます。

レトロテイストと新しさが絶妙に融合した忍者アクション

ここからは、実際に試遊したレポートをお届け。今回は、基本となるシングルプレイを選択しました。

16bitのドット絵の世界で壁を駆け抜けながら、敵を倒すアクションや、複数のルートからステージ突破できるレベルデザインは、まさに忍者らしい感覚を味わえます。Yボタンを押しっぱなしにすると体が強く光り、体力を2ゲージ消費してボンバーなどの強力な攻撃が可能です。

突然現れる敵に敗北する場面もありましたが、これは「ファミコン時代の難しさ」を再現したとのこと。敵やアイテムの配置を覚えながら攻略していくスルメゲーのような魅力を感じました。ボタンの触感は快適で、担当者によると「ファミコン原作の触感に寄せながら、現代向けに快適さも調整している」とのことです。リメイクにあたり現代的な装備やドローンなども追加され、レトロテイストと新しさが絶妙に融合した作品となっています。

「生まれかわった『カゲ』を楽しんで欲しい」

担当者によると、東京ゲームショウでの出展を通して「海外ファンの声がリアルに聞けることが大きかった。『小さい頃、このゲームをやってたよ』との声を多くいただけて非常に嬉しかった」とのこと。日本ではマイナーなタイトルかもしれませんが、海外ではメジャーな存在であることを再認識したそうです。実際に本作では、海外のプレイヤーが遊びやすい環境を提供するため、マルチプラットフォームでの展開や、日本語 / 英語 / ドイツ語など8か国の言語への対応がなされています。


また、担当者からは「ファミコンに馴染みのある世代のゲーマーには、生まれかわった『カゲ』を楽しんで欲しい。また、若いゲーマーにはレトロテイストのゲームは今やっても味わいのある楽しさがあることを体感して欲しい」とのメッセージもいただきました。レトロな味わいと現代ハードならではの刺激が詰まった『闇の仕事人KAGE Shadow of The Ninja』は、ニンテンドースイッチ/PS4/PS5/Xbox Series X|S/Steamにて発売中です。


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《ゆん》

ゆん

感性を刺激する美しい作品と、今までにない、異形の作品が好きです。 ゲームそれ自体を伝えるのはもちろんのこと、 海外のゲーム作品を通して、現地の文化を日本に伝えることや、 日本のゲーム作品を取り巻く、現場の空気や熱量を、余すところなく伝えることが目標です。 アニメをみたり、歌ったりもしています。

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