ジグソーパズルで知られる老舗の玩具メーカーやのまんは、Xの公式アカウント上にて、同社が1990年頃から2001年頃に掛けビデオゲーム事業を行っていた際の主力タイトル、RPG『アレサ』シリーズについての資料などの書き込みを先日より複数回に渡って行っています。
同作はゲームボーイにて1990年に発売された初代作『アレサ』をはじめとし、GBで3部作、SFCで年代を経過させたリブートを行った2部作が展開したRPGシリーズです。基本的な部分自体は借金を行えたり敵をアイテム化して使役したりのいくつかの特異なシステムこそあるものの比較的スタンダードなターン制のコマンドバトルRPGですが、少女を主人公に比較的王道なファンタジーが繰り広げられる内容でレギュラーキャラクターの魅力も含めて当時根強い人気を持っていました。また、外伝となるARPGが1作ほどSFCで発売されています。なお、同社の他タイトルではSRPG『フェーダ』シリーズなども根強い人気を持っています。
一連の書き込みは同シリーズ3作め『アレサIII』の発売32周年を祝ったものを中心としていますが、投稿では「皆さんが長年SNSで話題にしてくれて来たおかげで、僅かな光が見えて…」ともしており、きっかけがあれば何らかの展開の可能性があることも示唆しています。ただし、同様の書き込みは先日の同シリーズ2作め『アレサII』の発売33周年を祝った投稿にも含まれており、記事執筆時点での実現性は定かではありませんが、その熱意が見られることは、昨今各社からレトロゲームの復刻コレクションタイトルの発売が続くなか、貴重な資料の公開とセットでファンには嬉しいことでしょう。
なお、関連した投稿では士郎正宗氏がカバーアートを担当した『トリネア』など、その他の同社のタイトルについての資料が現存していることも紹介されています。