リールを回して敵を倒せ。デッキ構築ローグライク『Spin Hero』は、“揃えた絵柄で全てが決まる”ギャンブル性と爽快コンボのスロット沼にハマる!【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

リールを回して敵を倒せ。デッキ構築ローグライク『Spin Hero』は、“揃えた絵柄で全てが決まる”ギャンブル性と爽快コンボのスロット沼にハマる!【プレイレポ】

強力なシンボルを集め自己流の戦略を磨き上げよう。

連載・特集 プレイレポート
リールを回して敵を倒せ。デッキ構築ローグライク『Spin Hero』は、“揃えた絵柄で全てが決まる”ギャンブル性と爽快コンボのスロット沼にハマる!【プレイレポ】
  • リールを回して敵を倒せ。デッキ構築ローグライク『Spin Hero』は、“揃えた絵柄で全てが決まる”ギャンブル性と爽快コンボのスロット沼にハマる!【プレイレポ】
  • リールを回して敵を倒せ。デッキ構築ローグライク『Spin Hero』は、“揃えた絵柄で全てが決まる”ギャンブル性と爽快コンボのスロット沼にハマる!【プレイレポ】
  • リールを回して敵を倒せ。デッキ構築ローグライク『Spin Hero』は、“揃えた絵柄で全てが決まる”ギャンブル性と爽快コンボのスロット沼にハマる!【プレイレポ】
  • リールを回して敵を倒せ。デッキ構築ローグライク『Spin Hero』は、“揃えた絵柄で全てが決まる”ギャンブル性と爽快コンボのスロット沼にハマる!【プレイレポ】
  • リールを回して敵を倒せ。デッキ構築ローグライク『Spin Hero』は、“揃えた絵柄で全てが決まる”ギャンブル性と爽快コンボのスロット沼にハマる!【プレイレポ】
  • リールを回して敵を倒せ。デッキ構築ローグライク『Spin Hero』は、“揃えた絵柄で全てが決まる”ギャンブル性と爽快コンボのスロット沼にハマる!【プレイレポ】
  • リールを回して敵を倒せ。デッキ構築ローグライク『Spin Hero』は、“揃えた絵柄で全てが決まる”ギャンブル性と爽快コンボのスロット沼にハマる!【プレイレポ】
  • リールを回して敵を倒せ。デッキ構築ローグライク『Spin Hero』は、“揃えた絵柄で全てが決まる”ギャンブル性と爽快コンボのスロット沼にハマる!【プレイレポ】

今回はSphere Studiosが手掛け、10月8日に発売した『Spin Hero』のプレイレポートをお届けします。

リアルラックも必要?『Spin Hero』とは

本作は、ピクセルアートで描かれるデッキ構築型ローグライクアドベンチャー。プレイヤーは物理系や魔法系の強力なシンボルを集め、スロットマシン風のリールを「スピン」させ敵やボスに挑み、自己流の戦略を磨いていきます。

執筆時点で、Steamレビュー数は255件中80%が支持する「非常に好評」ステータスを獲得。主に“すべての行動内容が決まる”スロット回しのギャンブル性、自分なりにデッキを構築してシナジーを生み出し、大ダメージを与えるコンボの爽快感が高く評価されています

一方で、マップで起こるイベント種類が少なくレベルデザインが単調だったり、難易度的に「ヌルすぎる」という意見も。また中には「絶望的にリアルラック(運)が無いので全クリできない」といった、運頼りのゲームシステム自体を嘆くプレイヤーもいるようでした。


日本語ローカライズは完璧

操作はキーボード&マウスが使用可能。言語は日本語に対応しており、翻訳精度は高く快適なプレイができます。その他の設定は、グラフィックス解像度やBGM音量などシンプルなものでした。

強力なシンボルで「最強デッキ」を構築!

マップはゲーム開始時に毎回ランダム生成されます。雑魚敵や宝箱、ショップが配置されている「マス目」に沿って進んでいき、最後の大ボスを倒すとネクストステージへ行けるオーソドックスなスタイル。

ルートはプレイヤー自身が選べるので、アイテムが足りない時や、ボス戦前にHPを回復したい場合は、ショップに寄ってみるという立ち回り方も可能です。

初期の操作キャラは「アラリック」で、HPはそこそこ高くMPは低めの物理特化型のヒーロー。なお、残りのキャラは特定のチャレンジをクリアしていくと解放されます。

それぞれのヒーローは固有のアビリティを持ち、アラリックなら「戦闘終了時にHPが10%回復」効果が永続し、無傷の場合最大HPも増加する特典付き。

まずは、開始時の「アイテムパック」を選びます。武器や防具、回復など5個のアイテムがパッケージされていて、獲得ゴールドに応じてレア度やバランスが変わってくるので慎重に決めましょう。中身がランダムなアイテムパックもあり、初っ端からギャンブル欲を刺激されます。

スロットリールは5×4の最大20アイテム分で、スピンするとインベントリにある「シンボルアイテム」から抽選され、それぞれの持つ効果や配置場所によって効力を発揮するという仕組みです。

例えば今回のスピンでは、攻撃力は物理25と魔法8の合計33ダメージを与え、相手の基本攻撃力は14に対しこちらの防御力は19なのでダメージゼロ、といった具合のターン制バトルになります。

「ステータス効果」を伴うシンボルもあり、毎ターンにつき体力を回復したり、毒状態になりダメージを与えたり、様々なバフ・デバフ効果がスタック数に乗じて加算されます。

敵を撃破したご褒美である「報酬獲得」も本作の醍醐味。気に入らない場合「リロール」で再抽選すれば、エピックやレジェンダリーなど更に強力な装備が手に入ることも!至る場面で射幸心を煽る設計になっています。

そして忘れてはいけないのは、マップ上にある「宝箱」。鍵付きと鍵ナシの箱どちらにもシンボルが入っていて、特に鍵付きの方はレアやエピック級をゲトれるビッグチャンス。可能であれば必ず立ち寄っておきたいところです。

基本的に筆者は、どんなゲームにおいても脳筋プレイ。なので「力こそパワー」スタイルで筋力タイプのシンボルを集めまくり、とにかく物理攻撃力に特化して敵を殴っていきます。しかし、この戦略が後に大きな過ちであったことは知る由もありませんでした……

順調に進んでいき、ステージボスまであと少し。その前に気になっていたショップへと立ち寄ってみましょう。

ペンギンの店主が可愛らしいショップは、シンボルの購入や体力の回復など各種サービスを受けることができる憩いの場所。ここで装備を整えて、ボス戦に備えます。

さあステージボス「ワーラット」戦が始まりました!雑魚敵の時と同じく、何も考えずリールを回転させて物理攻勢でいこうとしますが……

HPが600もある上に、防御力も非常に高くこちらの攻撃が思うように通りません。しかも貫通タイプの「出血」デバフで毎ターンごと3ダメージを喰らいつつ、強力な一撃でどんどん体力が削られていき……

よし、ここは戦闘中一度だけ使える必殺アイテム「忘却のルーン」の出番や!と意気込んだものの、なんとボスには使えないことが判明しパニクる筆者

ワーラットは、与ダメの10%体力が回復するバフを3スタック持つ上に、与ダメがさらに+10%になる「怒り」バフも6つかかった超ツヨツヨ状態です。ゴリ押しすれば楽勝でしょ!とナメていた自分をロングソードでぶん殴りたい。

そして案の定、決定的な体力差と腕力差の前にひれ伏し、敗北を味わう結果に。俺のストロングスタイルが通用しないなんて……!悔しい。一度反省し、戦略を練り直す必要があります。

シナジーを生み出しコンボを決めろ!

死亡すると、ステージ1の最初のコマからやり直し。単細胞な筆者も、ここに来て自デッキの「バランスの悪さ」に気づきます。確かに、インベントリの大半が筋力タイプの武器に占められている一本槍の状態。

そこで、今度は盾や兜などの防具、回復効果のついた杖など魔法系武器、そして属性バフ・デバフが付与する特殊アイテムなどをバランスよく混ぜていく作戦に切り替えていきます。

するとなんと言うことでしょう!苦戦したワーラットをアッサリ倒すことに成功。防御力に重点を置いたことによって、相手の攻撃力を上回り被ダメージを最小限に抑えながらも、敏捷系と魔法系と物理系を織り交ぜたコンボ攻撃で一気にダメージを与えたのでした。

ボス戦の報酬はレアシンボルばかり!今回はMPを消費し50ダメージを与える「神聖なる杖」を選びます。なんか名前もカッコいいし強そうなアイテムです。

ステージ2は「雨の海岸」。雑魚敵もHPや攻撃力が上がり手強くなってきますが、こちらも装備に抜かりなし。やたら硬いオオヒキガエルなど強敵を次々と倒していきます。

そして大ボス「シャ=ザル」戦に突入。HPは1000を超え、防御力を弱めるデバフや自動回復バフが付与されたバケモノです。

ですが「業火のルーン」を使った炎上攻撃、ショップで偶然購入した弓矢「マルチショット」での複数攻撃、神聖なる杖の魔法攻撃など、バランス良く揃えたデッキはシナジーを生み出し、平均して毎ターン100前後のダメージを与えることに成功し、撃破することができました。

その後もエピックシンボルが出るまでリロールしたり、宝箱を開けて装備を強化したり…すっかりスロットを回す快感の中毒性にハマってしまう筆者でした。


本作の良かった点:

  • リールを回して戦うユニークさと射幸心を刺激するゲームシステム

  • 他のローグライト系作品に比べて優しい難易度

  • レア以上のシンボルがドロップ率高めで「勝てるデッキ」が構築しやすい

  • コンボが決まる楽しさと爽快感

気になった点:

  • 単調なマップイベント

  • 選択キャラの少なさ

  • ステージ数が全5面でやりごたえがイマイチ

  • 組めるビルドの幅が狭い

  • タイトル:『Spin Hero』

  • 対応機種:Windows PC(Steam)

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)

  • 発売日:2024年10月8日

  • 著者プレイ時間:4時間

  • 価格:920円
    ※製品情報は記事執筆時点のもの



リールをスピンして戦うスロット沼にハマる!コンボを決めて大ダメージを与えるのも快感だったスパ!


`
《DOOMKID》

心霊系雑食ゲーマー DOOMKID

1986年1月、広島県生まれ。「怖いもの」の原体験は小学生の時に見ていた「あなたの知らない世界」や当時盛んに放映されていた心霊系番組。小学生時に「バイオハザード」「Dの食卓」、中学生時に「サイレントヒル」でホラーゲームの洗礼を受け、以後このジャンルの虜となる。京都の某大学に入学後、坂口安吾や中島らもにどっぷり影響を受け、無頼派作家を志し退廃的生活(ゲーム三昧)を送る。その後紆余曲折を経て地元にて就職し、積みゲーを崩したり映像制作、ビートメイクなど様々な活動を展開中。HIPHOPとローポリをこよなく愛する。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top