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3Dプリンターユーザー向けのデータベースサイトPrintablesにて、DIY可能なポータブルゲーミングPC「Beth Deck」が公開されています。
3Dプリンターを駆使して「ポータブルゲーミングPCキット」を作成
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「Steam Deck」や「ROG Ally」「AYANEO」シリーズなど、さまざまなメーカーが展開しているポータブルゲーミングPC。出先やリラックスできる環境などでもデスクトップPC同様にゲームを楽しめることから、近年注目を得ています。
3Dプリント用のデータベースサイトPrintablesでは、自身でプリントしたパーツと既製品と組み合わせることでポータブルゲーミングPCが自作できるキット、「Beth Deck」のデータが公開されています。
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「Beth Deck」はPrintablesユーザーのBeth Le氏がデザインしたポータブルゲーミングPC用のフレームで、Framework社製のラップトップ用13インチのメインボードをベースとして設計されています。
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組み立てに必要なパーツリストも公開されており、おなじく公開されている3Dプリンター用のデータとパーツを組み合わせることによってオリジナルのポータブルゲーミングPCを作成可能。同氏は全体の組み立てにかかる時間はわずか「15分ほど」としているほか、組み立ての際にははんだ付けの作業も不要なようです。
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問題解決に向けた改良型デザインのRev2.0も現在開発中
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Printablesのページでは現在の設計における問題点が記載されており、左スティックの操作感やバッテリーのオーバーヒート、ケースを分解した際に電源ボタンが吹き飛んでしまうといった事例が挙げられています。
同氏は現在、問題点の多くを修正したデザインである改良版、Rev2.0の開発も急ピッチで進めているとのことです。詳細はPrintablesのページもあわせてご確認ください。