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Netflixがゲーム向け生成AIに本腰―ゲーム部門のベテランが率いるチームで「クリエイターファーストのAIビジョン」を推進

生成AIの活用は「1990年代の頃のような、無限の可能性と急速なイノベーションをもたらす」としています。

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Netflixがゲーム向け生成AIに本腰―ゲーム部門のベテランが率いるチームで「クリエイターファーストのAIビジョン」を推進
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UnsplashVenti Viewsが撮影した写真

Netflixのゲーム部門でヴァイスプレジデント(VP)を務めてきたマイク・ベルドゥ(Mike Verdu)氏が、新たにゲーム向け生成AI(GenAI for Games)担当VPに就いたことをLinkedInへの投稿で表明しました。

「クリエイターファーストのAIビジョン」を推進

ベルドゥ氏は投稿で、ゲーム開発の中心にクリエイターを置いたうえで生成AIを推進剤として活用する「クリエイターファーストのAIビジョン」を推進しているとコメント。生成AIは大規模なチームに作業速度の向上を、小規模なチームには想像を超える新たな可能性をもたらすとしています。

昨今は、デバッグやテストプレイのようなQA領域以外への生成AIの利用は、慎重さを求める声も強く見られます。しかしベルドゥ氏は開発プロセスでの活用に確かな手ごたえを得ているようで、「多くの人々は生成AIを恐れていますが、私は根っからのゲームクリエイターとして、この技術が私たちを解き放ち、プレイヤーの心を揺さぶる新たな体験をもたらし、全員を新たな高みへ導く力を持っていると感じています」と自信をのぞかせています。

さらに、生成AIの活用によってもたらされる激動の時代を往年のゲーム業界の隆盛になぞらえ、「1990年代は、可能性の限界を塗り替える新作ゲームが数カ月ごとにリリースされていました。私たちは今再び、あの無限の可能性と急速なイノベーションがもたらされる革新の時代にいるのです」と続けました。

ただし、ゲーム領域に注力するNetflixがどのような手法で生成AIの活用を推進するのか、具体的なことは明らかにされていません。

ベルドゥ氏は、2024年6月にNetflix社内でゲーム部門のVPから離れて「ゲーム開発の革新に関わる新たな役職」を担うことになったと報じられていました。



そして翌7月には、後任を元Epic Gamesのアラン・タスカン(Alain Tascan)氏が務めるとも報じられていました。


《蚩尤》
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