ネットいじめ体験を新作に…美少女ストリーマーADV『I Hate My Waifu Streamer』開発背景を告白。デモ版は75%完成済 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

ネットいじめ体験を新作に…美少女ストリーマーADV『I Hate My Waifu Streamer』開発背景を告白。デモ版は75%完成済

好きなキャラがゲイではないうえ、メインキャラとペアではない…過去作の描写を巡って一部ファンからネットいじめへ

PC Windows
ネットいじめ体験を新作に…美少女ストリーマーADV『I Hate My Waifu Streamer』開発背景を告白。デモ版は75%完成済
  • ネットいじめ体験を新作に…美少女ストリーマーADV『I Hate My Waifu Streamer』開発背景を告白。デモ版は75%完成済
  • ネットいじめ体験を新作に…美少女ストリーマーADV『I Hate My Waifu Streamer』開発背景を告白。デモ版は75%完成済
  • ネットいじめ体験を新作に…美少女ストリーマーADV『I Hate My Waifu Streamer』開発背景を告白。デモ版は75%完成済
  • ネットいじめ体験を新作に…美少女ストリーマーADV『I Hate My Waifu Streamer』開発背景を告白。デモ版は75%完成済
  • ネットいじめ体験を新作に…美少女ストリーマーADV『I Hate My Waifu Streamer』開発背景を告白。デモ版は75%完成済
  • ネットいじめ体験を新作に…美少女ストリーマーADV『I Hate My Waifu Streamer』開発背景を告白。デモ版は75%完成済
  • ネットいじめ体験を新作に…美少女ストリーマーADV『I Hate My Waifu Streamer』開発背景を告白。デモ版は75%完成済
  • ネットいじめ体験を新作に…美少女ストリーマーADV『I Hate My Waifu Streamer』開発背景を告白。デモ版は75%完成済

Nozori Games のOrizori氏は、自身が受けたネットいじめの体験を元に、美少女ストリーマーADV『I Hate My Waifu Streamer』を開発中です。

好きなキャラがゲイでメインキャラとペアではない…過去作の描写を巡って一部ファンからネットいじめへ

『Guilty Parade』より。

『I Hate My Waifu Streamer』とは、美少女配信者のサブスクライバーとしてプレイするゲームです。本作はSteam全体レビューで“非常に好評”なアドベンチャー『Guilty Parade』を手掛けたOrizori氏の新作ですが、開発の背景には同氏が受けたネットいじめの体験が活かされているそうです。

Orizori氏によると、2023年に過去作(状況から前述の『Guilty Parade』と考えられる)の新エピソードをリリースしたところ、「好きなキャラクターがゲイでは無かった」との理由から“ゲイのペアリングが好きな女子ファン(yaoi fangirls)”の怒りを買ったといいます。リリースの数カ月前からSNSアカウントにて、“とあるキャラをゲイにして、メインキャラとペアにする”よう要求されていたそうですが、同氏は元々のストーリーを維持することにしたそうです。

しかしその結果、上記のファンたちからSNSで否定的なコメントを連投されたり、不快なミームで攻撃されたり、18禁コンテンツを添えた同氏の死を望むメッセージを送られたりしてしまいました。ほかにも、メインキャラを気遣う女性キャラまで批判され、Google Playでの評価を下げられたり(iOS版『Guilty Parade』でも同様の状況を確認)、TikTokを使って他のファン界隈からハラスメントに参加するよう人を集められたり…といった被害も報告。

そして1年経った後、「誰しもが“自分が嫌われ者として紹介されるビデオが何十万回も再生された”と主張できるわけではのだから」というOrizori氏は、このユニークな経験を活かして新しいプロジェクトを立ち上げたいと思ったそうです。

同氏は、アンチによる行動、キャンセルカルチャー現象、ストーキング、個人情報の晒し、そして自身の個人的なネットいじめを観察し、人々がいかにネットいじめを楽しんでいるかに気づき、「これらの行動には一貫したパターンがあり、真実はセンセーショナルな見出しによってしばしば曖昧にされ、無数の不特定の人々がコミュニティの一員になるためだけに参加している」と指摘。そして「“プレイヤーがそうしたいと選んだのなら”匿名で他人の人生に毒を盛り、こっそり秘めた欲望を満たせるゲームのアイディアに至った」として、『I Hate My Waifu Streamer』を紹介しました。

なお、本作はストリーマーの「Mio」のサブスクライバーとして、コメントや質問をしたり、ギフト・スパチャを送ったりするゲームですが、マルチエンドを実装しているほか、ダークウェブを利用する要素もあるとのことです。

また、Orizori氏は最後に、「自身が直面したネットいじめを、実生活で経験する人をできるだけ少なくしたい」として、「現実の人々に怒りをぶつけるより、ゲームの中で怒りを表現して欲しい」とコメント。「自分の経験を何か有意義なものに変え、ネットいじめやオンライン上での行動について、会話を盛り上げること」が目標であり、「現実の人に対するネットいじめは支持していない」と注記しています。

『I Hate My Waifu Streamer』のゲームページはSteam/itch.ioにて公開中。詳しいリリース日は不明ですが、2024年11月14日時点でデモ版が75%完成していることが明かされています。

ライター:ケシノ,編集:H.Laameche

ライター/ゆる~いゲーマーです。 ケシノ

主に午前のニュース記事を担当しているライター。国内外、様々なジャンルのゲームを分け隔てなくカバーしています。アメリカに留学経験があり、2022年1月よりGame*Sparkにてライター業を開始。一番思い出に残っているゲームは『キョロちゃんランド(GB版)』。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

PC アクセスランキング

  1. PC版『モンスターハンターワイルズ』トラブル多発で賛否両論…トラブルシューティングと修正予定の不具合情報公開

    PC版『モンスターハンターワイルズ』トラブル多発で賛否両論…トラブルシューティングと修正予定の不具合情報公開

  2. 『モンスターハンターワイルズ』PC版現時点で23種のDLC。そのうち高解像度テクスチャパックなど5種は無料で導入可能

    『モンスターハンターワイルズ』PC版現時点で23種のDLC。そのうち高解像度テクスチャパックなど5種は無料で導入可能

  3. なにが起こるかワクワクすんなぁ!『ドラゴンボールZ KAKAROT』第3魔界を大冒険する「DAIMA」DLCのPV公開

    なにが起こるかワクワクすんなぁ!『ドラゴンボールZ KAKAROT』第3魔界を大冒険する「DAIMA」DLCのPV公開

  4. 『モンスターハンターワイルズ』加工屋でメニューが選択できなくなる不具合発生中―今後の対応は改めて報告

  5. 『モンハンワイルズ』初日のSteam同接は『ELDEN RING』超える国産タイトル2位の約130万人!『パルワールド』が打ち立てた大記録に迫れるか

  6. 古の「デュエル!」の日々が蘇る!初期遊戯王ゲーム作品を収録した『遊戯王 アーリーデイズコレクション』発売

  7. 信州大学医学部監修「児童発達支援」テーマの『はじめての児童発達支援』Steamでリリース―現場を体験できるシリアスゲーム

  8. PC版『モンスターハンターワイルズ』発売直後から約100万人のハンター押し寄せる!既に歴代Steam同接記録TOP10入り

  9. 『モンハンワイルズ』新キャラは『モンハン4』“加工屋の娘”?ジャケットの紋章など共通点で考察が白熱

  10. フル3Dで復活した『ToHeart』リメイク版6月26日発売!限定版はファン待望の第一期アニメのリマスター版が全話収録でたったの約1万円

アクセスランキングをもっと見る

page top