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Nozori Games のOrizori氏は、自身が受けたネットいじめの体験を元に、美少女ストリーマーADV『I Hate My Waifu Streamer』を開発中です。
好きなキャラがゲイでメインキャラとペアではない…過去作の描写を巡って一部ファンからネットいじめへ
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『I Hate My Waifu Streamer』とは、美少女配信者のサブスクライバーとしてプレイするゲームです。本作はSteam全体レビューで“非常に好評”なアドベンチャー『Guilty Parade』を手掛けたOrizori氏の新作ですが、開発の背景には同氏が受けたネットいじめの体験が活かされているそうです。
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Orizori氏によると、2023年に過去作(状況から前述の『Guilty Parade』と考えられる)の新エピソードをリリースしたところ、「好きなキャラクターがゲイでは無かった」との理由から“ゲイのペアリングが好きな女子ファン(yaoi fangirls)”の怒りを買ったといいます。リリースの数カ月前からSNSアカウントにて、“とあるキャラをゲイにして、メインキャラとペアにする”よう要求されていたそうですが、同氏は元々のストーリーを維持することにしたそうです。
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しかしその結果、上記のファンたちからSNSで否定的なコメントを連投されたり、不快なミームで攻撃されたり、18禁コンテンツを添えた同氏の死を望むメッセージを送られたりしてしまいました。ほかにも、メインキャラを気遣う女性キャラまで批判され、Google Playでの評価を下げられたり(iOS版『Guilty Parade』でも同様の状況を確認)、TikTokを使って他のファン界隈からハラスメントに参加するよう人を集められたり…といった被害も報告。
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そして1年経った後、「誰しもが“自分が嫌われ者として紹介されるビデオが何十万回も再生された”と主張できるわけではのだから」というOrizori氏は、このユニークな経験を活かして新しいプロジェクトを立ち上げたいと思ったそうです。
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同氏は、アンチによる行動、キャンセルカルチャー現象、ストーキング、個人情報の晒し、そして自身の個人的なネットいじめを観察し、人々がいかにネットいじめを楽しんでいるかに気づき、「これらの行動には一貫したパターンがあり、真実はセンセーショナルな見出しによってしばしば曖昧にされ、無数の不特定の人々がコミュニティの一員になるためだけに参加している」と指摘。そして「“プレイヤーがそうしたいと選んだのなら”匿名で他人の人生に毒を盛り、こっそり秘めた欲望を満たせるゲームのアイディアに至った」として、『I Hate My Waifu Streamer』を紹介しました。
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なお、本作はストリーマーの「Mio」のサブスクライバーとして、コメントや質問をしたり、ギフト・スパチャを送ったりするゲームですが、マルチエンドを実装しているほか、ダークウェブを利用する要素もあるとのことです。
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また、Orizori氏は最後に、「自身が直面したネットいじめを、実生活で経験する人をできるだけ少なくしたい」として、「現実の人々に怒りをぶつけるより、ゲームの中で怒りを表現して欲しい」とコメント。「自分の経験を何か有意義なものに変え、ネットいじめやオンライン上での行動について、会話を盛り上げること」が目標であり、「現実の人に対するネットいじめは支持していない」と注記しています。
『I Hate My Waifu Streamer』のゲームページはSteam/itch.ioにて公開中。詳しいリリース日は不明ですが、2024年11月14日時点でデモ版が75%完成していることが明かされています。