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ユービーアイソフトは、対戦FPS『エックスディファイアント』のサービスを来年6月に終了することと、Ubisoft Osaka、Ubisoft San Franciscoの閉鎖・Ubisoft Australiaの活動停止を発表しました。
『エックスディファイアント』は期待に届かず
『エックスディファイアント』は、ユービーアイソフトのさまざまな作品をモチーフにした勢力同士が戦う対戦FPS。比較的カジュアルでアクション性の高いFPSとなっており、『CoD』の対抗馬として期待する声もありました。
しかし、この度サービスの終了が決定。好調な滑り出しと熱心なファンを抱えつつも、競争の激しい無料FPS市場においては長期的に見ると十分なプレイヤーの惹きつけと維持ができなかったといい、さらなる大規模な投資は不可能と判断したようです。
本日12月4日より新規ダウンロードやプレイヤー登録、ゲーム内購入ができなくなり、サーバーの終了は2025年6月3日に行われます。予定されていたシーズン3は開始日が不明ながら実施されます。
大阪スタジオ含む閉鎖や活動停止
『エックスディファイアント』開発チームの半分はユービーアイソフト社内の他のプロジェクトに移行しますが、その一方で閉鎖や縮小に追い込まれるスタッフも。本作を開発していたUbisoft San Franciscoに加え、同スタジオと協業関係にあったUbisoft Osakaは閉鎖となったほか、Ubisoft Australiaのシドニー制作拠点も活動を停止します。
具体的な数字でいうと、San Franciscoは143名、OsakaとAustraliaは134名が退社する見込み。移行期間は退社メンバーをサポートすることを約束したものの、悪いニュースが続いた形となりました。
なお編集部は、2024年6月に『Rocksmith+』取材のためUbisoft Osakaに訪問しています。その際の様子も併せて御覧ください。