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文字に頼らず環境と音で物語を表現する実験的ホラー『From The Past』Steamで発売―ローポリ風グラフィックへの切り替えも可能

森の中では“何か”がいるような音が聞こえてきます。

ゲーム文化 インディーゲーム

JustTomcukは、ホラーウォーキングシミュレーター『From The Past』をWindows向けに発売しました。

文字はなくUIも最低限の実験作

本作は1人称視点のホラーウォーキングシミュレーター。主人公は森の中で車が動かなくなってしまい、仕方なくおりて周囲を探索することになります。しかし森とその中の廃墟は不気味な雰囲気が漂っています。本作のスローガンは「森の奥には何が隠れているのか?!」であるとストアには記されています。

そんな本作は実験的な作品であるとされており、文書などがゲーム中に出てきません。メニュー画面すらない徹底ぶりですが、環境と音で物語を表現する試みであるということです。

またゲーム中に「F1」を押すことによりグラフィックスタイルを切り替えることも可能。レトロなローポリ風グラフィックと現代的な美しいグラフィックの両方を楽しむことができるようになっています。

通常のグラフィック
ローポリ風へ切り替えたグラフィック

実際、音が怖い

ゲーム開始直後に逆走していくとタイトル画面へ戻ることができるなどユニークなギミックのある本作ですが、実際にプレイするとアピールされている通り環境音がホラーとしての雰囲気作りに貢献していることがわかります。森の中の廃墟を歩いていると常に周囲から聞こえる音によって、何かがいるという気配をいやが応でも感じさせられてしまいます。

一方で少し鈍く感じるカメラの反応と常に暗い環境があわさって、短時間のプレイでも画面酔いしやすいように思えます。ここは設定変更ができるメニュー画面が欲しいなと思ってしまう部分でした。


『From The Past』は、Windows(Steam)向けに580円で販売中です。

ライター:いわし,編集:Akira Horie》

ライター/誰かにスイートロールを盗まれたかな? いわし

兼業ライター、Game*Sparkにて主にニュース記事を担当。幼少からのゲーム好きだが、どちらかといえば飽きっぽいやり込まない派であるため、そのゲーム経験は広く浅い。その中でもよく触れるジャンルはRPGやFPS・TPS、あまり手を出さないのはSTGやノベルゲームで、特にベセゲーとハクスラが大好物。尊敬する人物はLA馬場。

Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

Game*Spark副編集長。平日日中のニュースデスクおよび料理連載や有志翻訳者連載の基本担当。 2021年版以降の『ウィザードリィ外伝 五つの試練』イード側のディレクターも兼務中。

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