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CES 2025で発表されたNvidiaの次世代GPU「RTX 5090」ですが、前モデル比で36%程度の性能向上を「Blender」ベンチマークにて確認されました。
ゲーミング性能は「RTX 4090」に対し33%向上としていますが、クリエイティブ性能でも同程度の向上が見込める模様です。
前モデルより性能向上もアーキテクチャ刷新の効果は限定的、「DLSS4」対応などソフト面の強化が売り
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「Blender」ベンチマークは、オープンソースの2D/3Dコンテンツ作成ソフト「Blender」の機能を用いたもので、主にクリエイティブ性能を中心に測定するものです。
今回確認されたスコアは17822.17で、前モデルである「RTX 4090」の13068.88に対し+36%の性能向上を果たしていることが確認できます。
Nvidiaは「RTX 5090」のゲーミング性能に関して「RTX 4090」に対し33%向上と謳っており、クリエイティブ性能に関しても同程度の性能向上を遂げている模様です。
ただ、「RTX 5090」は「RTX 4090」に対し処理を行うCUDAコアがおよそ33%増加しており、その分だけ処理性能が向上している形であることからアーキテクチャ刷新の効果は限定的で、コアが増えた分性能が向上したという単純な原理であると言えます。
一方で従来のフレーム生成技術を発展させた形となる「Multi Frame Generation」など、RTX 50シリーズ限定の機能を含むDLSS4といったソフトウェア面の強化されていることから、PCゲーマーとしてはこちらに注目したいところ。
簡単に買い替えを決意できるような値段ではない以上、DLSS4の効果や各ソフトの対応状況など更なる情報が気になるところです。