マイクロソフトのXbox事業のトップとして知られるフィル・スペンサー氏は、ベセスダ・ソフトワークスの近作、大作SFオープンワールドRPG『Starfield』のコンソールでのXbox独占状態について、海外ジャーナリストとの公開インタビューの中で、必ずしも長期間にわたってその状態が継続するわけではない、と考えを明らかとしました。
2023年9月に発売された同作は、人類が宇宙に進出した未来世界を舞台に、ある日謎の「アーティファクト」とそれにまつわる大きな謎や宇宙的な神秘に巻き込まれた主人公の姿を描くオープンワールドRPG。『スカイリム』『Fallout』などのベセスダRPGの雰囲気を引き継ぎながら、幾多の惑星に降り立ち冒険を行えるだけでなく、宇宙船を使ったドッグファイトや、宇宙船のクラフト要素などを大きな特徴としています。メタスコアは記事執筆時点でXbox版で83、PC版で85です。
今回海外ジャーナリストDestin Legarie氏とのやり取りの中で、同作のコンソール独占状態について「安泰なのか」問われたフィル・スペンサー氏は、「違う」と発言。ゲームを他のプラットフォームから遠ざけ続けるのは我々の取る道ではない、とし具体的なプランなどは避けつつ、PS5を含む他プラットフォーム展開に希望をもたせました。
なお、『Starfield』に関しては発売前に起こったマイクロソフトのベセスダ・ソフトワークス買収の影響で、ローンチからのマルチコンソール展開を断念した可能性が指摘されていました。直近では『Halo』シリーズのPS5展開が海外メディアにより噂として報道されるなど、マイクロソフトの持つ強力なIPを他コンソール機で楽しみたい、という需要の存在がここに来てさらに可視化されています。