Paradox Interactiveは、『Jagged Alliance 3』などで知られるデベロッパーHaemimont Gamesの買収を発表しました。
『トロピコ』シリーズ作や『Surviving Mars』など手掛けるHaemimont Gamesを買収

Haemimont Gamesはブルガリアに拠点を置くデベロッパーで、これまでに『トロピコ 3』から『トロピコ 5』、『Surviving Mars』『Jagged Alliance 3』といった街づくりシムやストラテジー作品を手掛けたことで知られています。


Paradoxグループのマネジメントゲームジャンルにおける成長をめざす取り組みの一環として行われる今回の買収。買収後はHaemimont Gamesが完全子会社となるものの、指導体制およびチームは存続し、スタジオで進行中のプロジェクトも引き続き開発が行われるようです。
買収は数日以内に完了する見込みとなっており、現時点では買収価格を開示しないことで両社が合意しています。
長年培った経験が高く評価―両社のCEO・創設者が買収に際してコメントを発表
今回の買収契約の声明ではParadoxのCEO、Fredrik Wester氏とHaemimont Gamesの創設者Gabriel Dobrev氏がコメントを発表。Wester氏は「Haemimont GamesをParadoxに迎えることができ、とても嬉しく思います。」と述べ、マネジメントジャンルでの長い開発経験や、愛されるプロジェクトを持ったチームの結束力が評価されています。
また、「Haemimont Gamesは強い創造性や独自の技術、新しいIPなどParadoxの働き方に合う文化を持っており、私たちは彼らのリーダーシップに強い信頼を寄せています。新しい体制のもと、素晴らしいゲームを作り続けられることにフォーカスしています。」と語っています。

Haemimont Gamesの創設者Gabriel Dobrev氏は声明で「Paradoxファミリーの一員になれたことを嬉しく思います!」と語っており、両社の文化的な相性は良好のよう。「このパートナーシップは私たちのゲームの限界を押し広げ、プレイヤーにより深く、強烈な体験を提供できるようになるでしょう。」とコメントしています。
同氏は最後に「チームの技術やクリエイティブなプロセスなど、新たな探求を熱望しています。わたしたちの素晴らしい新作に期待してください。」と語っており、買収後のHaemimont Gamesがどのようなタイトルを発表するかにも注目です。
今回の買収発表やコメントの全文はこちらから確認できます。