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【特集】『Hello Kitty Island Adventure』はなぜヒットした?サンリオキャラ大集合の癒やされゲーム、「サンリオ版どう森」と称されるも冒険要素強め

けろけろけろっぴからバッドばつ丸、ぐでたまからアグレッシブ烈子まで。

連載・特集 特集

日々たくさんのゲームがリリースされる現代。その分話題になる作品も多いわけですが、「どうしてこのゲームは人気なんだろう?」と思ったことはありませんか?

この連載では、ゲーマーから注目を浴びているゲームがなぜ人気になっているのかを分析します。記事を読んで、流行っているゲームに詳しくなっちゃいましょう。今回は、1月30日にPCとニンテンドースイッチで発売されたSunblink開発・販売作品『Hello Kitty Island Adventure』をお届けします。

サンリオキャラ大集合!のんびりアドベンチャー

本作は、サンリオキャラクターが集合したオープンワールドアドベンチャーゲームです。飛行機トラブルによってとある島に降り立ったキャラクターたちは、そこでのんびり生活を始めることになります。元々2023年にApple Arcade向けにリリースされていましたが、この度PC・コンソール向けに再リリースとなりました。

ハローキティやマイメロディ、けろけろけろっぴやバッドばつ丸、ポムポムプリンやアグレッシブ烈子といった新旧の人気キャラが大集合しているのが特徴です。プレイヤーキャラは既存キャラから選ぶのではなく、いくつかのパーツや模様を選んで自分だけのキャラクターを作成します。

島内を探索すると、さまざまなアイテムやクエストが散らばっており、それをこなしていくことでキャラクターたちとの仲が深まります。ほかにも、素材を集めてクラフトしたり、家具を集めてハウジングしたりと、コージーなゲームとしての基本要素は抑えられています。

特徴的なのは、ダンジョンでの謎解きがあること。要素としてはあっさりしていてそれほど難易度の高いものではありませんが、こうしたジャンルの作品には意外となかった要素と言えるでしょう。他にも、ストーリー要素が強かったり、宝探しをしたり、トロッコに乗ったりと、「冒険」の要素が強調されているのが特徴的です。

なぜヒットした?

のんびり遊べるゲームはSteamでも人気の高いジャンルですが、本作はその中でも高い人気を集め、発売1週間強の記事執筆時点でレビュー件数は2,000件を突破。SteamDBによれば、ピーク時同時接続プレイヤー数も8,000人を超えていて、シングルプレイヤーがメインのこのジャンルの作品としては好調といえます。

人気の理由は、癒やされるゲームにかわいいサンリオの有名キャラクターを組み合わせているのが大きな理由と言えるでしょう。このジャンルでは『ディズニー ドリームライトバレー』という先立ったヒット作が存在することもあり、人気キャラとの組み合わせは鉄板です。ゲームとしては違う点が多いものの、見下ろしの画面が『どうぶつの森』を彷彿とさせることから、「サンリオ版どう森」というキャッチーな印象を持たれたのもポイントです。

今後も人気は続く?

本作は新プラットフォーム版をリリースして終わりではなく、定期的なコンテンツ追加を予定している模様。Apple Arcade版時代から高頻度でコンテンツを追加していたので、今後も期待できるといえるでしょう。また、2025年内にはPS4/PS5版の発売も予定しています。

現状は6,578円という値段の高さがややネックといえますが(※米国では39.99ドルで『ディズニー ドリームライトバレー』と同じ)、継続的なアップデートを提供することでユーザーを惹き付け、口コミなどでより広まっていく可能性も考えられます。

『Hello Kitty Island Adventure』は、PC(Steam)/ニンテンドースイッチで配信中。PS4/PS5版も年内配信予定です。


ライター:みお,編集:TAKAJO

ライター/超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

編集/いつも腹ペコです TAKAJO

Game*Spark編集部員。好きな映画は「ダイ・ハード」、好きなアメコミヒーローは「ナイトウィング」です。

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  • スパくんのお友達 2025-02-12 11:07:09
    サウスパークが20年前に、「ケニーがWoWの代わりにPCでやっているゲーム」というネタの存在しないタイトルだったものを、まんま同じ名前で出すという点で話題性がでかい
    1 Good
    返信
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