孤島サバイバルホラー続編『Sons of The Forest』過酷な環境も危険な食人族も、最高の相棒ケルビンくんがいれば怖くない!【クラフトサバイバル名鑑】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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孤島サバイバルホラー続編『Sons of The Forest』過酷な環境も危険な食人族も、最高の相棒ケルビンくんがいれば怖くない!【クラフトサバイバル名鑑】

【クラフトサバイバル名鑑】では、同ジャンルのゲームが好きな筆者による定番ゲームの魅力を紹介しています。

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孤島サバイバルホラー続編『Sons of The Forest』過酷な環境も危険な食人族も、最高の相棒ケルビンくんがいれば怖くない!【クラフトサバイバル名鑑】
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今やPC/コンソール/モバイルそれぞれのプラットフォームでサバイバルジャンルの作品は定着していて、多くのプレイヤーがさまざまな世界を舞台にサバイバルを楽しんでいます。

Game*Sparkでは【クラフトサバイバル名鑑】として、同ジャンルが好きな筆者が、定番作品を中心にクラフトサバイバルジャンルの作品の魅力を紹介・解説しています。今回紹介するのは、2024年2月23日に正式リリースを迎えた孤島サバイバル『Sons of The Forest』です。

食人族の恐怖サバイバル再び

『Sons Of The Forest』は、カナダのEndnight Gamesが手がける作品。同社は2018年に『The Forest』を正式リリースし、同年にPC版の販売本数が530万を突破する大ヒットを記録しています。

そんな『The Forest』の続編タイトル『Sons Of The Forest』は2019年の「The Game Award」にて発表されました。同社はSNSなどであまり最新情報を出さないのですが、1年に1度は必ず新たなトレイラーを発表し、2023年2月24日にSteam早期アクセスをスタートしています。

本作の舞台は、とある富豪一家が行方不明になったという孤島。プレイヤーは一家の捜索のために派遣された特殊部隊のメンバーとなり、食人族や怪物たちが住む島で生き延びながら、行方不明者の探索といった目的を達成しなければいけません。

ゲーム開始時から最低限のツールは持っているものの、飢えや渇き、そして襲い来る脅威のためには探索やクラフト、拠点構築が必須。頼れるNPC仲間も登場し、前作『The Forest』から各種要素が大幅にパワーアップしています。そして、やがて島に秘められた恐るべき謎と向き合い、大きな選択に迫られます。

早期アクセスから幾度かのアップデートを重ね、2024年2月23日に正式版となるバージョン1.0を配信。アイテムや敵の追加だけでなく、島内の探索スポットやシークレットも大幅に増加しています。2025年1月には新たな建築物やシステムを導入するなど、現在も更新を続けている作品です。

危険と謎だらけの島で生き残れ!

本作の物語は、主人公を含む2つの捜索チームがヘリコプターでミーティングしているシーンからスタート。目的である富豪一家は3人家族で、両親と娘のバージニアがいるようです。しかし、突如ヘリコプターに対する謎の攻撃を受け、2台のヘリコプターは墜落してしまいます。

主人公はなんとか生き延びたもののヘリコプターは大破。かろうじて残されていたバックパックとエマージェンシーツールを拾い、近くに倒れていた隊員・ケルビンを救助します。ケルビンくんは事故の影響で鼓膜が破れているようですが、命に別状はないようです。

謎の男の襲撃。
無事でいてくれてありがとう。

ゲーム内ではまず、チュートリアルとしてインベントリの確認やアイテムの扱い方などを学んでいきます。本作のインベントリ画面は前作『The Forest』と同様に、バックパックを拡げた画面で、必要なアイテムを選んで中央の作業スペースでクラフトなどを行います。

プレイヤーの目的は富豪一家の捜索ですが、まずはGPS信号で位置がわかるチームBの所在を突き止めることに。墜落現場で最低限のアイテムを集め、島内の探索へと移行します。ただ、この島はいたるところに人々の生活痕や死体、不気味なオブジェクトが満載。周囲からは何やら恐ろしい声も聞こえてきます。

こうして、相棒・ケルビンくんと協力しながら謎だらけの孤島でのサバイバル生活が始まります。

開始地点はいくつかの場所からランダムです。色々な初期ケルビンくんコレクション。

自由な探索と過酷なサバイバル

『Sons Of The Forest』では、行方不明者の探索というメイン目標があるものの、時間制限などはなく、ゲーム開始時点から自由な行動ができます。ありがたいことにエマージェンシーツール内に斧があるので、いきなり木を切り倒したり、枝を加工して武器にすることも簡単にできてしまいます。

ゲーム内でのサバイバル項目はHPとスタミナ、飢え、渇き、睡眠で、健康状態でスタミナ上限は変化していきます。また、寒い場所で十分な備えをしなければスタミナ上限にペナルティを受けてしまいます。スタミナが少ないと作業や戦闘で不利になるので、とにかく健康を維持するようにしましょう。

島内は自然豊かで、植物や野生生物、水源なども多く最低限の食料確保には困りません。また、いたるところにキャンプ跡があり、電池やタープ、銃弾など多彩なアイテムを入手できます。初期のツールを含め、物資に関しては序盤からかなり豊富に集められます。バックパック容量が大きいのも嬉しいですね。

ただし、プレイ中は常に食人族の脅威が待ち受けています。彼らは島内のいたるところで生活していて、プレイヤーを見つけると襲撃してきます。食人族の中には武器を持つもの、巨大なものなど、さまざまな種類がいて、油断すればあっという間に倒されてしまいます。

倒した食人族は焚き火で焼けます。

ただ、もし倒されてしまっても即死ではなく、プレイヤーは食人族の集落へと連れて行かれます。無事に脱出できればゲームを再開できるので、比較的優しい仕様です。もちろんそこで倒されればゲームオーバーなので要注意ですが。食人族にも食料保存の概念があって助かった……!

すぐ2回目を迎えたら死にます。

四季を乗り越える拠点を作ろう

ゲーム内での建築要素はかなり多彩なもので、ブループリントを使用した小屋だけでなく、プレイヤー自身が好きな木材などを組み合わせた建築も可能です。用意されている家にもツリーハウスなどの種類があり、プレイヤーの好みに合わせた色々な拠点を作り上げることができます。

快適な拠点づくりはサバイバルの重要なポイントです。食人族の襲撃に耐えうるための罠や防壁を作れば安心して眠ることもできますし、集めた食材で美味しい料理を作ることだってできます。水場でイカダを作れば、大きく行動範囲も広がっていくでしょう。

簡単な作り方。
丸太の加工も。
肉や魚は干して保存。

『Sons Of The Forest』では四季の概念があり、冬になれば湖などは凍ってしまいます。そうなると水の確保も難しくなるので、早めの備えをしておくことが重要です。拠点を作れる場所にはほぼ制限がないので、利便性と襲撃に対する防衛などを考えた最高の場所を探し出すのも一つの楽しみです。

ゲームが進めばジップラインやグライダーなどの移動手段も増え、どんどん探索範囲は広がっていきます。拠点では休憩やセーブだけでなく、資源の保管や持ち出しもできるので、しっかりした拠点さえあれば島内の探索も大きくはかどるのです。

ジップラインで丸太も運べます。
良いインテリアですよね。

最高の相棒・ケルビンと共に

本作の大きな特徴として、ゲーム序盤からコンパニオンNPCがいるということがあります。相棒のケルビンくんは事故の影響で耳がやられ、会話もできない状態ですが、メモで命令することで、さまざまなアクションでプレイヤーをサポートしてくれます。

ケルビンくんへの命令には「ついてこい」「物を集めろ」「建築しろ」などのコマンドが用意されています。『Sons Of The Forest』では、建築に使う特に丸太や棒などの木材関連の物資が不足しがちなのですが、ケルビンくんに命じておけば集めてくれるのです。

特に便利なのが「切り開こう」というコマンド。指定した範囲の木や雑草を処理してくれます。拠点構築のための平地を確保できるだけでなく、倒した木は木材として利用可能という、一石二鳥の最高のコマンドです。ケルビンくんは戦闘には参加できませんが、快適な生活のためには欠かせない相棒です。

また、ゲームを進めていくと「三本手足のミュータントの女性」がプレイヤーの近くに現れます。こちらに危害を加える様子もなく、色々なアプローチをしてくる彼女はどういう存在なのか、これも本作の重要なポイントです。

食人族の住む島のサバイバルは、人知を超えた怪物の登場や島に隠された施設、ときにはボスとの戦いなど、どんどん過酷なものへと変化していきます。マイペースで遊べるのも大きな特徴ですが、探索すればするほど便利なアイテムも手に入るので、相棒たちと共に難関へと立ち向かいましょう!


『Sons of The Forest』は、好評だった前作『The Forest』のシステムやエッセンスを受け継ぎ、より拡張したゲームプレイを楽しめます。自由な建築やプレイスタイル、そしてなんとも不気味な食人族たちの存在など、クラフトサバイバルとサバイバルホラーという2つのジャンルを見事に融合させているのです。

本作で特に大きな特徴となっているのが相棒・ケルビンくんの存在です。ケルビンくんは採取や建築の大きな助けにもなるだけでなく、孤島での危険極まりないサバイバル生活で「共に行動してくれる」という安心感を与えてくれます。立派な拠点を作り、仲間たちと一緒に暮らしている感覚を味わえるのは、本作の大きな魅力の一つです。

ケルビンくんのお陰で初日でこれくらいの家を作れます。

島内を冒険していくうちに強力なツールや武器を入手し、少しずつプレイヤーの探索範囲やできることが増えていきます。ストーリーを進めるためのヒントはやや少なめですが、探索とサバイバルをしっかり行っていけば、必ず違和感や“行けそうな場所”などに気付くと思います。難しすぎたら難易度調整もできるので、是非とも恐怖の島での物語を堪能してください!


ライター:Mr.Katoh,編集:TAKAJO

ライター/酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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編集/いつも腹ペコです TAKAJO

Game*Spark編集部員。好きな映画は「ダイ・ハード」、好きなアメコミヒーローは「ナイトウィング」です。

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