ハードコアなゲーマーの皆さん!ゲームを遊んでいる際、こんなことを思ったことはありませんか?「このアイテムよく見るけど、どんな味しているんだろ?」と。私はしょっちゅうあります。そこで、本記事ではこの疑問を「解消」すべく、名前だけはよく聞くくせに実際の味はよくわからない筆頭である「例の食べ物」を購入&調理、その実態に迫るべく調理していこうと思います。

『モンスターハンターワイルズ』楽しんでますか?筆者もバリバリに楽しんでいます。現状体験できる物語はすべて体験し、今は装備を強化するために歴戦モンスターと闘う日々です。見ていてね、ハンターが何をやるのかを。

合間にとても野蛮人(ワイルズ)な重ね着装備を整えたりしています。

発売前の情報でもあったように、今作ではストーリー上での演出で食事のお誘いを受けることがあります。さらにゲームを進めていくとまたランダムにこのイベントが発生し、モンハンおなじみのステータスアップ効果のある食事をいただけます。ここで食べられる食事は普段の焚き火料理よりも効果が長かったり、特別な食事スキルが発動したりと特別感のあるものとなっています。つまり受ければ即お得。

見た目にも「おもてなし」という感じが伝わってきますね。


砂漠のある地域「隔ての砂原」にあるクナファ村では、ナンのような主食や、豆、チーズといった食事を主としているようです。ワイルズ発売以降「チーズナン」の需要が高まったと話題にもなっていましたね。非常にわかります。よし、作るっきゃない!
おもてなしを始めるには、まず豆の吸水から。

調理に入りたいのですが、まずはこの「キドニービーンズ」の下ごしらえが必要です。今回は乾燥豆を用意したので、水に浸けて吸水させる必要があります。吸水時間はパッケージには約6時間と書いてあったので、前日の夜くらいから浸しておきました。翌日に豆を確認してみると、豆が2倍ほどの大きさに膨らんでいるのを確認。吸水パワーすごい。うっすら色づいた水はそのまま煮込む時の水分として使ってみます。

吸水したとはいえ、まだまだ豆は固いため弱火でグツグツじっくり煮込む必要があります。ベストとしては豆の成分がお湯に溶けてほんのりトロリとするまで煮込みたいですね。味付けはコンソメとチリパウダーでチリコンカン方面に寄せておきます。
※ちなみに一度しっかり失敗して焦がしました。この赤い煮汁が黒い煮汁になっていました(さすがに写真は残していませんが。)写真は2回目です。

続いては薄力粉と強力粉を同量、さらにベーキングパウダーと塩を用意します。

軽く混ぜ合わせたあと、一度ふるいにかけておきます。


さらにヨーグルト・サラダ油・ハチミツを用意。「一度サラダ油を塗った軽量スプーンなら、きれいにハチミツが落ちる」というウルテクが100%刺さる瞬間が登場。

ふるいにかけた粉に先程のヨーグルト類を入れ、水は入れずにそのまま混ぜていきます。

練って練って…、

生地に粉っぽさがなくなればOK。ラップをして少し休ませたら、2つに分けて平たく伸ばします。

ピザの回でもそうでしたが、丸く伸ばすスキルツリーが不足しています。


230度くらいに予熱したオーブンで6~7分加熱。じんわりと膨らんでいる気配がありますね。

加熱後に取り出して溶かしバターを塗れば「ヨーグルトナン」の完成!

さらにクナファ村特産の「クナファチーズ」も用意したいということで、モッツァレラチーズ(生タイプ)を買ってきました。本当はカチョカバロのようなサラッとした丸いチーズを狙っていたのですが、残念ながら見つからず。とりあえず村の人の調理方法にならって直火で炙りたい。

と思ったのですが、確実に事故る気配がムンムン。耐熱皿にいれてオーブントースターで加熱します。

5分ほど加熱した後です。しっかり中まで熱が届いたようで、とろけています。

ということで「クナファ村でいただいた食事」の完成!

ナンをちぎったところ。もうちょっと厚さとふわふわ感が欲しかったかな?今後の調整部分ですね。でもこれ以上ふわふわさせるにはナン焼き窯が必要な可能性も。

チーズはしっかりとろけました。ちなみにスーパーで売ってる丸いモッツァレラをまるごと使っています。

チーズの塩加減とナンのふわっとした甘さが噛み合って、うまいに決まっている!

合間に食べる豆の煮込みもいいアクセントになっています。
禁足地の他の地域には、他にも食事に招いてくれる人たちがいます。ぜひそちらの食事にもチャレンジしてみたいです。ただ明らかにオオサンショウウオモチーフの食事があるのはどうしましょうか……。
オマケ

調理後、せっかくだからプロの作ったナンと比べてみようと思い近所のインドカレー屋さんでチーズナンを注文。やっぱり本物はフワフワ感が違いますね……これぞプロだ……。ただ、なぜか届いたのはレーズンとココナッツの入ったデザート系のナンでしたが。