『AI LIMIT 無限機兵』“スタミナ管理”から解放されたソウルライクは、無限回復も可能な「シンクロ率」の活用が刺激的【先行プレイレポ】 2ページ目 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『AI LIMIT 無限機兵』“スタミナ管理”から解放されたソウルライクは、無限回復も可能な「シンクロ率」の活用が刺激的【先行プレイレポ】

荒廃した世界を舞台に、高難度なバトルを繰り広げる『AI LIMIT 無限機兵』。そのソウルライクな魅力や、本作ならではの独自要素の触れたプレイレポをお届けします。

連載・特集 プレイレポート
『AI LIMIT 無限機兵』“スタミナ管理”から解放されたソウルライクは、無限回復も可能な「シンクロ率」の活用が刺激的【先行プレイレポ】
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■「シンクロ率」の活用が、バトルにメリハリと刺激を与える

ソウルライクの定番要素である「スタミナ」がない一方、『AI LIMIT 無限機兵』のバトル全般に関わる独自要素として、「シンクロ率」があります。

シンクロ率とは機兵が使用するゾルエネルギーを示す数値ですが、状況に応じて上下し、攻撃能力に影響するゲージと思ってもらえれば問題ありません。シンクロ率の上限は100%で、シンクロ率の段階に応じて攻撃力が増加/減少します。

例えばシンクロ率が低い状態(ゲージの灰色内)だと、攻撃力が大幅に減少するため、与ダメージも低くなります。ゲージが水色の範囲に入るとダメージ量は通常となり、青いゲージの範囲だと各種攻撃が強化され、与ダメージが増加します。

シンクロ率は、攻撃をヒットさせたり敵を撃破すれば増え、敵の攻撃を食らうと減っていきます。一定値までは徐々に戻りますし、特定のアイテムを消費すれば回復も可能ですが、攻撃してシンクロ率を上げるのが最も基本的な手段です。

攻撃するとシンクロ率が上がり、シンクロ率が上がると与ダメージが増加する。攻めの姿勢が、『AI LIMIT 無限機兵』ではバトルを有利に運ぶ秘訣です。ちなみに、シンクロ率がゼロまで低下すると、危険な「ウィーク状態」になるため、シンクロ率の維持は文字通り死活問題といえるでしょう。

そして、シンクロ率の影響はこれだけに止まりません。本作には、武器ごとに設定されている「攻撃スキル」や、装備品によって効果が変わる「スペル」といった要素もあり、シンクロ率の減少(正確にはゾルエネルギーの消費)と引き換えに攻撃スキルやスペルを発動できます。

シンクロ率が減少すると与ダメージが落ちますが、攻撃スキルや攻撃系のスペルを使えば、瞬間的に大ダメージを与えられます。そして、ここが重要なポイントですが、シンクロ率は攻撃を当てれば増加するため、失った分のシンクロ率を戦闘中に取り戻すことが可能です。

例えばボス戦で、適度に攻撃スキルなどを使ってダメージを与えつつ、通常攻撃でシンクロ率を再度上げる。そしてある程度上がったら、再び攻撃スキルを使う……と繰り返すことで、効率的にダメージを稼ぐことができるのです。

シンクロ率を、「現地調達可能で、敵がいる限りいくらでも回収できる」というリソースと考えれば、どれだけソウルライクなゲームにおいてどれほど有用なのか察しがつくことと思います。

LPを回復する主な手段「命の雫」は回数が限られていますが、シンクロ率が大幅に減るもののLPを回復できるスペルもあり、そのスペルをうまく活用すれば継戦能力がかなり向上します。敵さえいれば、無限に回復することも理論上可能です。回復するたびにシンクロ率が減少するので、当然一定のリスクは伴いますが。

スペルによる回復は、ボス戦はもちろん道中の探索にも役立ちます。「限られた回復リソースにドキドキしながら探索する」という従来のソウルライク作品の感覚は、「シンクロ率を管理し、スペルでLPを回復しながら探索できる」という『AI LIMIT 無限機兵』独自のプレイ感に変わります。

また、回復には使わず、攻撃スキルや攻撃系のスペルにシンクロ率を注ぎ込み、より圧倒的に敵を撃破するのも、『AI LIMIT 無限機兵』らしい楽しみ方と言えます。

管理や使い分けにまで手が回らないアクション初心者でも、与ダメージの増加という恩恵を受けることができ、的確に使いこなせば道中の探索からボス戦まで役立つ切り札になる「シンクロ率」。この要素が加わったことで、『AI LIMIT 無限機兵』は独自のソウルライク作品として成り立っています。

■ソウルライクらしさと新たな刺激を併せ持つ『AI LIMIT 無限機兵』

ソウルライクとして通じる部分や異なる点に注目し、特に大きな部分を掘り下げましたが、このほかにも共通点や違いはいくつもあります。

こちらもお馴染みの要素ですが、攻撃を弾く「パリィ」は本作にも用意されています。作中では「Cフィールド」と呼ばれている能力で、タイミングよく発動すればカウンターとなり、その隙に「ファタルストライク」を食らわせることができます。

パリィも有効なゲームですが、防御に徹する「シールド」もあり、展開しているとシンクロ率が低下しますが、その分効果もあり、敵の攻撃をかなり抑えることが可能です。ボス戦でも有効なので、パリィが苦手な人はシールドを意識して使うのもアリでしょう。

こうした要素がある一方で、ソウルライクにつきものの「死ぬと、経験値/お金になるアイテムをその場に全て落とす」というシステムはなく、死亡するとクリスタルを一定量ロストするものの、残りは所持したままで再プレイできます。

損失を取り戻すか全て失うかという緊張感も悪くありませんが、一定量のロストで終わる本作の場合、回収の手間を省くことができます。その手間こそソウルライクだ、と考える人は『AI LIMIT 無限機兵』が物足りなく感じるかもしれませんが、プレイのテンポが維持されやすい利点があるのも事実。これはこれでアリだなと感じました。

1対1の雑魚戦でも気が抜けず、高難度なソウルライクらしいプレイ感が十分楽しめ、スタミナ管理の必要がなく、アクションを制限せずに動ける気軽さがあります。そして、シンクロ率を活用し、攻守ともに有利な恩恵を受けるシステムは、習熟すればするほど戦いが有利になり、心地よいアクセントとしてプレイに刺激を与えてくれました。

ソウルライクの基本を押さえ、独自の昇華も遂げた『AI LIMIT 無限機兵』は、高難度アクション好きに刺さるゲームに仕上がっています。そのプレイ感は、物語の結末までプレイヤーを導いてくれることでしょう。

『AI LIMIT無限機兵』は、PC(Steam)/PS5向けに3月26日発売予定です。


(C) 2024 AI Limit. Developed by Sense Games and Published by CE-Asia. AI Limit, CE-Asia, Sense Games and their respective logos are trademarks or registered trademarks. All rights reserved.


ライター:臥待 弦(ふしまち ゆずる),編集:TAKAJO

ライター/楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦(ふしまち ゆずる)

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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編集/いつも腹ペコです TAKAJO

Game*Spark編集部員。『Crusader Kings III』と『Mount & Blade II: Bannerlord』に生活リズムを狂わされ続けています。好きな映画は「ダイ・ハード」、好きなアメコミヒーローは「ナイトウィング」です。

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