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ほうきで空を飛び、かわいい使い魔と拠点づくり!魔女オープンワールドサバクラ×モンスター集め『Witchspire』【プレイレポ】

粗さもあるが、カジュアルなサバクラの新風としてプレイする価値アリ!

連載・特集 プレイレポート
ほうきで空を飛び、かわいい使い魔と拠点づくり!魔女オープンワールドサバクラ×モンスター集め『Witchspire』【プレイレポ】
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魔女を題材としたファンタジーオープンワールド・サバイバルクラフト作品『Witchspire』が6月10日より早期アクセスにて配信されました。

近年のトレンドでもあるクリーチャーコレクター的な側面も持つ本作。ゲーム画面やロゴの雰囲気などもよく、期待していた方も多いのではないでしょうか。

筆者も10時間ほどプレイしてきましたので、今回の記事では序盤のプレイレポートをお届けします。執筆にあたり、パブリッシャーよりゲームキーをご提供いただいています。

ゲームを開始する前に、まずプレイする世界の難易度設定を行うことができます。たとえば「自分が受けるダメージを減らす」といった、ゲームを劇的に簡単にするような設定も可能です。このあたりは、一緒に遊ぶフレンドの数や、自分がどの程度心地よい体験をしたいかによってうまく調整するのがいいと思います。筆者がソロでプレイした印象では、プリセットの難易度設定「イージー」でもやや手ごわいと感じたため、もう少し思い切って簡単に設定してしまってもいいかもしれません(特に経験値と戦利品の量は増やしてしまったほうが、ストレスなく遊べると感じました)。

ゲームを開始すると、まずはキャラクターメイクから始まります。キャラクターメイクはさほど複雑ではなく、顔や体型はあらかじめ用意されたタイプを組み合わせていく方式となっています。また、得意とする魔法のタイプも選択できます。筆者は今回、一番スタンダードな雰囲気のある「クラウドピアサー」を選択しましたが、この魔法使いのタイプによってどれほど育成に違いが出るのかは、今のところ分かりませんでした。 序盤部でわかりやすい違いとしてひとつあるのは「初期武器が異なる」ことぐらいでしょうか。

キャラクターメイクを終了すると、次はチュートリアルが始まります。ここでは戦闘や移動に関する説明が中心です。本作では、ゲームの最初からCtrlキーを押すことで一時的に加速する回避行動が行えます。空中で回避することでジャンプの移動距離を伸ばせるなど、移動の選択肢が広いため、なかなかにアクション性があります。崖のギリギリからジャンプすることによって、一見すると到達できなさそうな場所にたどり着けたり、登れなさそうな山を無理やり登っていったりすることもできました。チュートリアルで要求されるジャンプアクションはややむずかしく、個人的にはキーボード+マウスよりパッドで操作したほうがしっくりきました。

戦闘でも回避をうまく使う必要がありますが、回避はクールダウンがあるだけで、スタミナなどのリソースを消費することはありません。もちろん戦闘の難しさは難易度設定によって変わりますが、少なくとも操作そのものとしては、戦闘自体はカジュアルな手触りです。

チュートリアルの最後には、自分の相棒となる最初の「使い魔」を選ぶパートが用意されています。本作にはクリーチャーコレクター的な要素があり、フィールドに存在するモンスターをある方法で(詳細は後述します)仲間にすることで使い魔として使役し、作業を手伝わせたり、戦闘に参加させたりすることができます。ここの最初に選べるモンスターは少なくとも筆者が遊んだ範囲ではフィールドで出会いませんでしたので、ちゃんと愛着を持てそうなものを選ぶのがいいですよ!

オープンワールド・サバイバルクラフト+クリーチャーコレクターといえば、先行作品の『パルワールド』が思い起こされますが、大まかに近い方向性を持った作品であると言えるでしょう。

チュートリアルが終わると、いよいよ広大な世界を自由に探索できるパートへと入ります。自由とは言っても、本作には「メインクエスト」という概念があり、それに沿ってゲームを進めていくことでシステムを学びながら遊べるため、世界に「投げ出された」という感覚にはなりません。このあたりは非常に親切な設計で、好感触です。

マップのグラフィックはファンタジー的な壮大さがありながらもどことなくキュートで見やすく、またゲームのBGMが素晴らしいため、非常に雰囲気がよいです。満腹度のような時間経過で消費されるリソースもないので焦らされることもありません。総じて同ジャンルの作品の中ではかなりカジュアル寄りで、リラックスして遊べます。

まず目ぼしい場所に「炉」を作り、炉の周囲に作業台やチェスト、かまどなどサバイバルクラフト系のゲームでおなじみの設備を作っていくことができます。作業台の使用には特定の使い魔が必要な場合があり、このあたりもすこし『パルワールド』を連想させられますが、現状(筆者がプレイした範囲では)『パルワールド』ほど細くクリーチャーに作業をさせ自動化するというようなことはできないので、プレイ感はけっこう違います。

クラフトに必要となる素材には、特定の場所でしか採取できないものもあるため、序盤は拠点から大きく離れて移動する探索メインのプレイ感となっています。本作の象徴的な要素である「ほうき」も最序盤ではすぐには作れず、自由に空を飛び回るためにはそれなりの作業工程が必要です。必要となる素材がどこで取得できるか分からない状態だったため、フィールドをかなり広範囲にわたって探索することになりました。

「使い魔」を増やす方法は、本作ではかなり特殊です。「インセンス」というアイテムを灯した状態で戦闘を行い、モンスターを倒すことで仲間になる確率が上昇し、それによって使い魔を増やしていくというシステムになっています。いわゆる例の「ボール状のアイテムを投げつけて捕獲する方式」ではありませんが、アイテムを使用した状態で戦闘して倒すだけでよいため、かえって分かりやすくなっていると言えるでしょう。

本作にはレベルアップや、探索による発見、そして炉のレベルアップなどによってポイントを獲得でき、それを使ってクラフト可能なアイテムを徐々にアンロックしていく、「ルミナリー」というスキルツリーのような仕組みも搭載されています。プレイヤーの武器は、剣のような形状で扱いやすい「スペルブレード」や、魔法を放てる「ワンド」などさまざまな種類が存在します。

それぞれに異なる特徴があるため、戦闘にはなかなかの多様性がありそうでした。また、サバイバルクラフト作品で定番の、木を伐採する「斧」や岩を砕く「つるはし」といったツールも魔法として表現されており、このあたりは本作のファンタジックな世界観とよく合致していて、フレーバーとしても素晴らしいと感じます。

そうやってひとつひとつの要素をクリアし、クエストを進めていくことで、筆者は本作の大きな特徴のひとつである「空飛ぶほうき」を作るところまでプレイを進めることができました。ほうきをアンロックするだけでなく、「フライトピラー」と呼ばれる塔のような建造物にまつわる、ちょっとした解放要素をクリアすることで、一定エリア内での自由な飛行が可能になります。

飛行が可能になったからといって、いきなりそこら中を飛び回れてしまうと、段階的に探索していく楽しみが台無しになってしまいます。そのため、エリアごとに制限を解除していくこのシステムは、面白い仕組みだと感じました。

筆者の場合、メインクエストの目標を先んじて達成してしまったため、クエストが進行不可になるというバグに遭遇しました。本作はまだ早期アクセスということもあり、こうしたバグは珍しくないのかもしれません。現状、使い魔を使って行える作業も限定的ですし、プレイしていてぎこちなさを感じさせられる場面も多くありました。

このジャンルは先行作品の早期アクセスでもバグに遭遇しがちですから、同ジャンルに慣れたプレイヤーにとっては「あるある」と言えるかもしれません。ただ、そうした先行作品と比べても、本作の現状の完成度は「非常に高い」とは言い難く、むしろまだ粗削りな段階にあると感じます。

しかし、ファンタジックな世界観や「魔女」というテーマ、かわいらしい使い魔との交流など、本作には魅力もたくさん詰まっています。前述の通り、かなりカジュアルな作風ということもあり、サバイバルクラフトジャンルの初心者にも向いているはずです。早期アクセス特有の粗さをある程度許容でき、この世界観が好みであるなら、きっと『Witchspire』を気に入ると思います!

Witchspire』は、PC(Steam)向けに配信中です。

ライター:文章書く彦,編集:みお

ライター/「ラジオ善意X」聴いてね 文章書く彦

好きなガンダムは∀ガンダム、好きなマンガはレベルE、好きな映画監督はポール・トーマス・アンダーソン、好きなゲームジャンルはオープンワールドものとローグライク(ローグライト)、好きな昆虫はカマキリ、好きなバンドはFUGAZI、好きな作曲家は浜渦正志、好きな小説家はカート・ヴォネガット・ジュニアと舞城王太郎、好きなラッパーはポチョムキン、好きな焼酎は鳥飼、好きなルフィが言ってない言葉は「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!(ドン)」、好きな笑い男が書いてた言葉は「or should I?(だが、ならざるべきか?)」。

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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