Summer Game Fest Play Days 2026にて、Obsidian Entertainmentが手掛けるサバイバルアクションゲーム『Grounded 2』のゲームディレクターを務めるクリス・パーカー氏へのインタビューを行いました。
世界中で高い評価を獲得した前作の魅力を受け継ぎつつ、XBOX/PC向けには既にアーリーアクセスが始まっている本作における進化点や新要素、そしてPS5版の展開について詳細を語っていただきました。
昆虫を相棒にする新システム「バギー」
『Grounded 2』の最も大きな変化として、昆虫の乗り物である「バギー」の導入が挙げられます。これは単なる移動手段に留まらず、プレイヤーと一緒に冒険するコンパニオンとしての役割を担っています。
バギーは乗ったまま戦闘や植物の採取、建築を行えるほか、独自のインベントリでアイテムを運ぶことも可能です。さらに、バトル特化や遠距離攻撃特化などのバギーが存在します。2026年8月に予定されているアップデート“Into the Abyss”では、水の中を泳げる水陸両用のタイプも実装される見込みです。
戦略性が増したバトルシステム
アクション面も『Grounded』から大幅に進化を遂げました。今作からは回避の挙動が取り入れられたほか、敵の昆虫が防御を行うようになっています。そのため、相手のガードを崩すために強攻撃を繰り出すといった、状況に応じた戦術的・戦略的な判断が求められます。

8月11日のパッチにより本作がPS5でもアーリーアクセスを開始します。XBOX版やSteam版とのクロスプレイに対応しており、すべてのハード間で進行を共有できます。
PS5版ではライトバー、アクティブトリガー、ハプティクスフィードバック、コントローラーのスピーカーといった特有の機能をフルサポートするほか、PS5 Pro向けのグラフィック改善にも対応します。
前作『Grounded』が2026年6月2日から7月6日までPS Plusのフリープレイで提供されているため、前作未経験者の方はプレイしてみるよい機会となっています。
日本向けに嬉しい情報を示唆
ここからはゲームディレクターのクリス・パーカー氏とのインタビューをお届けします。

ーー本作未プレイの方々向けに『Grounded 2』は第1作目からどのような点を進化させたのか、ゲームディレクターの立場からのご説明をいただけますか?
パーカー氏: 大きく分けて2つの要素があります。1つ目は、物語の深化です。前作のストーリーも素晴らしいものでしたが、本作ではさらにナラティブの面でより良い体験を提供したいと考えました。
2つ目は、ゲームプレイの根幹を変える「バギー」というマウントの導入です。単に素材を集めてクラフトするというループだけでなく、昆虫の「バギー」という相棒と一緒に作業を行うことで、冒険の体験を一新しました。新しい生き物やアーマー、武器、探索エリアをふんだんに盛り込み、より大きく、より優れた体験を目指しています。
――それでは開発で最も注力した部分もその2点でしょうか?
パーカー氏: 初期段階で最も力を入れたのは「バギー」の完成度です。バギーが完成しないことには『Grounded 2』の開発も進められませんでした。バギーは単なる移動手段ではありません。コンパニオンとしてプレイヤーと一緒に戦い、素材を運び、建築まで行う存在です。そのためバギーの移動速度や挙動を決めてから出ないと、『Grounded 2』の世界のスケールも決められないのです。
それほどバギーは大切ですが、例えば「アカアリ」のバギーなら建築や運搬が得意ですし、「コガネグモ」のバギーは戦闘に特化しています。「テントウムシ」なら遠距離からのサポートも可能です。さらに8月のアップデート「Into the Abyss」では、水陸両用のタイプも追加されます。バギーがゲームプレイの基盤として非常にうまく機能していると感じています。
――遂にPS5版もリリースされるわけですが、クロスプレイや今後のプラットフォーム展開や製品版までの計画についてお聞かせください。
パーカー氏: 8月11日よりPS5版のアーリーアクセスが開始されます。XBOX版やSteam版とのクロスプレイに対応しており、進行状況をハード間で共有可能です。PS5ではライトバーやハプティクスフィードバックといった独自のコントローラー機能もフルサポートしています。
PS5版配信以降のアップデートは全プラットフォーム同時に配信されるのでクロスプレイも継続されます。
今後の計画についてですが、私たちは物語の完結に向けて開発を進めています。今はその中間にあたる段階です。今後もバイオームやコンテンツを継続的に追加し、コミュニティのフィードバックを取り入れながら、物語を完結させるバージョン1.0を目指していきます。
ーー実は第1作目からずっと「なぜ昆虫を選んだのか」とお伺いしたかったです。昆虫は本当に苦手な人もいるリスキーなテーマだと思いますが。
パーカー氏: ずっと前の第1作目の時になりますが、そのインスピレーションは映画「ミクロキッズ(Honey, I Shrunk the Kids)」から来ています。 子供たちが小さくなってしまいクレイジーな冒険をするというものです。 その中で最も恐ろしい要素の1つが昆虫です。 それをどうやって恐ろしく、かつアクセスしやすいものにするかと考えました。
『Grounded』のアートスタイルを見るとプレイヤーを招き入れるようなデザインになっていると思います。 アリは少し怖いですが恐怖を感じるほどではありません。 一方でクモは恐ろしい存在です。 しかし、ゲーム内でクモに遭遇するまでには数日かかります。 それまでに、アブラムシやゾウムシなどのかわいい昆虫や、攻撃してこない赤アリの働きアリなどに出会います。
そういったものに慣れ、食料や水を得るために交流する必要があることを理解し次第に慣れていきます。 その後で、より大きく恐ろしい昆虫やクモが登場します。 多くの人はこれで問題なく楽しんでくれますが、クモが苦手な人のために「恐怖症緩和モード(arachnophobia mode)」も用意しており、クモをただのブロックのように見せることもできます。
――最後に日本のプレイヤーへ一言お願いします。
パーカー氏: 日本のプレイヤーからの意見も非常に大切にしています。まずは6月から提供されるPlayStation Plusのフリープレイで前作『Grounded』を体験し、8月のリリースに備えていただければ嬉しいです。
また、日本のプレイヤーに向けた特別な発表を近日中に予定しています。8月11日のアップデート配信前にはお知らせできますので、楽しみにしていてください。
『Grounded 2』はPC(Steam)/Xbox Series X|S向けに早期アクセス版を配信中。PS5版は8月11日にリリースされます。





