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PS3向け『Heavy Rain』はもともとMicrosoftとのプロジェクトだった、“子供の誘拐”が問題でボツに

高評価を受けロングランを果たしたアドベンチャーゲーム『Heavy Rain』ですが、当初はソニーでは無くMicrosoftと共同で進められていたプロジェクトであったことが明らかにされました。

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PlayStation 3限定タイトルとして2010年にリリース、インタラクティブ性にフォーカスした独自のゲームプレイが高評価を受けロングランを果たしたアドベンチャーゲーム『Heavy Rain』ですが、当初はソニーでは無くMicrosoftと共同で進められていたプロジェクトであったことが明らかにされました。

これは開発スタジオQuantic Dreamの創設者でお馴染みDavid Cage氏がロンドンにて開催されているBAFTAゲームレクチャーにて明かした情報。当初MicrosoftはQuantic Dreamの過去作『Fahrenheit』に興味を示しており、2005年に新たなインタラクティブドラマ作のリリースを目指していたものの、同作の“子供の誘拐”を中心としたテーマを恐れ同社はプロジェクト案を却下したとCage氏は伝えています。

一方でCage氏は「Microsoftは素晴らしい会社だし、文句や批判を言ってるわけでは無い」ともコメント。ソニーとMicrosoft両社が求めていた『Heavy Rain』のビジョンが異なり、その結果Microsoftと共に働くことが出来なかっただけであることを強調しています。

その後ご存知の通りソニーと関係を築き開発が進められた『Heavy Rain』。Quantic Dreamが『Heavy Rain』を「非常にエモーショナルな作品と成りうるが、このテーマは陳腐にすべきでは無い」とソニーに伝え、その結果お互いが理解し合うことが出来たとCage氏はコメントしており、ソニーが賛否両論を巻き起こす可能性のあるこのテーマを受け入れてくれたと伝えています。
《ishigenn》
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