ゲーミングPCを購入する上で、マシンパーツをカスタマイズし性能をアップグレードすることは初心者にとって1つの大きな壁となっていますが、CESにて毎年ド肝を抜くプロジェクトを披露してきたRazerがモジュール形式にて簡易なアップグレードを実現するコンセプトPC「Project Christine」を公開しました。
CES 2014にてお披露目された"世界で最もモジュラー形式なゲーミングPCデザイン"こと「Project Christine」は、PCの各パーツがミネラル・オイル冷却の「チェンバー」に収納されており、1本の背骨のような「バックボーン」にPCI Express接続でこれらを装着することで簡単にパーツ交換が行えるという代物。
RazerのCEOであるMin-Liang Tan氏は、2012年に公開されたタブレットProject Fionaが後にRazer Edgeとしてリリースされたように、「Project Christine」でもフィードバックを得て見込みがあれば商品化を検討する意向を海外メディアPolygonに伝えています。






この「Project Christine」にて提供される各モジュールは基本的に他のPCへと流用することは出来ないものの、Tan氏によれば同プロジェクトではサブスクリプションモデルを用いることによりこの問題を回避するアイディアもあるとのこと。これは2,500ドルのデスクトップPCを新しく購入するような従来の方式では無く、定期的な支払いモデルにすることでパーツをRazerとユーザーが交換することが可能になるという内容。例えばより高性能なPCが欲しくなったり、最新のGPUが登場した場合、ユーザーは旧パーツをRazerに送り、逆にRazerから最新のパーツを受け取ることが出来ます。
なお気になる価格帯に関してTan氏は、例えば製品イメージに映し出されたコントロールパネルが単なる電源ボタンで良い場合など、従来のゲーミングPCと同様にユーザーが要求する性能や機能に由来するだろうとしており、詳細は明らかにしていません。
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