現在開催中の海外ゲームイベントEGX Rezzed 2014にて、ゾンビサバイバルゲーム『DayZ』のクリエイターとして知られるDean Hall氏が登壇し、Steam早期アクセスにて配信されている同作のスタンドアロン版のロードマップを発表しました。今後のアップデート内容や開発状況、加えて売り上げやスタジオ買収などの話も語られており、非常に興味深いものとなっています。
- Mod版は200万以上のダウンロード、スタンドアロン版は170万本を販売。
- Bohemia Interactiveが開発スタジオCauldron Studiosを買収。同スタジオはBohemia Interactive Slovakiaとして25人のスタッフがスタンドアロン版『DayZ』の開発に加わっている。
- 次のアップデートはうまく行けばで2週間以内、最悪でも4月末までにリリース。
- 次回アップデートの主な要素
・より堅牢なテスト/配信プロセス
・弓矢/クロスボウ
・焚き火
・ネットワーク最適化
・同じサーバーにジョインする際のスポーンペナルティを廃止 - 矢やボルトは回収可能。
- 料理もできる焚き火はかまどにアップグレード可能。『Project Zomboid』の開発者の意見も参考にした。
- サーバーにジョインしたプレイヤーが常にアイテムを発見できるように、分捕品は一定時間空になった状態の後、ワールドの特定象限でリスポーンする。また、ドアもリセットされる(開閉はランダム)。
- サーバー管理者がゲーム内時間の経過を加速する事ができる(最速でリアルタイムの64倍)。
- 投擲可能アイテムの追加 - 手に持てるアイテムは全て投擲可能。
- 操作性の改善。
- 新たな拳銃、ラグドール、改善されたAIパス探索も予定。
- ラグドールはキャラクターの落下、気絶状態あるいは遺体のドラッグも視野に。
- 64-bitへの対応も進行中。それによりゲームサーバーがより多くのメモリを使用できるようになり、新たな物理演算の統合、新たなゾンビAI、車両用物理演算の搭載などを手助けする。
- プロトタイプの狩猟用動物 - 全6種類。
- 雪や霧のような拡張された天候効果。
- 冷蔵庫やオーブン、食器棚のような新しいコンテナアイテム。
- AK-47。
- より多くのゾンビ、プレイヤー、動物を可能にするマルチスレッド及びマルチコア対応。
- 高度な動物 - 敵対/中立/コンパニオン。
- 新たなゾンビの振る舞い
・より敏感
・再開発された“agro”システム
・ステルスへのより多くの利点 - ゾンビの振る舞いはQ2で安定化され、Q3で拡張予定。
- 中心的にコントロールされる分捕品。
- 物理演算ベースのバリケード。ドアや窓など、既存の建物に焦点を置いている。
- 基本的な乗り物 - 自転車/バイク/ATVなど。
- Modサポート。Steam Workshopの統合。
- Steam実績などのプレイヤー統計。
- 作物を育てる収穫する園芸システム。プロトタイプが早い段階に登場。
- 高度な乗り物 - 自動車/トラック/飛行機/ヘリコプター/ボートなど。構築するためのパーツは多くのプレイヤーや複数のサーバーの探索が必要になるかもしれない。
- 更に高度な動物 - 馬。
- 畜産。
- 既存の建物に対する完全なバリケードや新たな建物の構築。
- 派閥を認識する機能や占領地域とスポーンシステムの連動、より良いトレードUIなどのソーシャルメカニクス。
当面の予定
2014年Q2
2014年Q3
2014年Q4
2014年Q4以降
もちろん予定通りに進まない可能性はありますが、これらが全て実装された際には究極のサバイバルゲームとなるのではないでしょうか。今後は開発が順調に行われる事を祈ります。