気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Matt Dabrowski氏開発、PC/Mac/Linux/Xbox One/海外PS4/ニンテンドースイッチ向けに7月13日正式リリースされたローグライトアクション『Streets of Rogue』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、自動生成される街を舞台に、キャラクターごとの特性やアイテムを活かした方法でミッションクリアを目指すローグライトアクション。選べるキャラクターは20種以上あり、兵士、医者、バーテンダー、ゴリラ、科学者、ハッカーなど非常に多彩。さらに、最大4人でのローカルおよびオンライン協力マルチプレイにも対応しています。記事執筆時点では日本語未対応。
『Streets of Rogue』は2,050円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Matt Dabrowski氏(以下Dabrowski氏)本作を開発したMatt Dabrowskiです!プロフェッショナルゲームとインディーゲーム、両方の開発に20年以上携わってきており、本作はSteamとコンソール両方でリリースする初のゲームとなります!
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Dabrowski氏本作の開発は2013年の後半にスタートしましたので、かなり長い道のりでしたね!開発開始時点ですでにゲーム開発の経験は豊富だったのですが、本作ほど複雑なゲームを作るのは初めてでした。そのため、開発にあたりたくさん勉強しなくてはいけませんでした。例えば、本作ではAIがとても重要な位置を占めていますが、当初AIの知識は皆無だったのです。また、開発にはUnityを使用し、これも初めての経験でしたし、プログラミング言語のC#もこれまでに使ったことがありませんでした。
――本作の特徴を教えてください。
Dabrowski氏本作はとにかくプレイヤーに可能な限り多くの選択を与えるゲームです。ステージとなる街はランダム生成され、プレイヤーはある人物を無力化したり、物を盗んだりしながら、用意されたミッションをクリアしていきます。プレイヤーは出てくる人全員殺すという選択肢を取るかもしれませんし、ステルスしながらガードの目を潜り抜けるかもしれませんし、通気口に毒を入れたり、コンピュータをハッキングするようなことも可能です。また、本作は最大4人でのプレイにも対応しているので、さらに大規模な戦略を立てることもできます。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Dabrowski氏はい、本作はいくつかの異なるゲームから大きな影響を受けています。「一つの問題に様々な方法でアプローチする」という点は『Deus Ex』。「町の中を駆け回ってミッションをこなしていく」というのは初期の『Fallout』タイトルで私が好んでやっていたことです。「混沌さ」は『グランド・セフト・オート』シリーズですね。「様々な異なるキャラクタークラスが固有の役目を担う」というのはPCゲームの『Messiah』から直接的な影響を受けています。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Dabrowski氏残念ながら現時点ではありません。ごめんなさい!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Dabrowski氏皆さんが本作を楽しんでいただけると本当に嬉しいです!本作は典型的なローグライトではなく、挑戦に対してクリエイティブな解答を見つけるのが好きな方には気に入っていただけるでしょう。また、『グランド・セフト・オート』でカオスな状況を作り出すのが好きな人にも楽しめますし、友達と一緒にダラダラしたりめちゃくちゃにしたりしたいという方も気に入っていただけるのではないでしょうか。風変わりなゲームですが、実際多くの人が本作を楽しんでいる(Steamレビューでも96%の方にポジティブな評価をいただいています!)ので、ぜひ試してみていただけると嬉しいです!
――ありがとうございました。
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