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Epic Gamesの設立者であるTim Sweeney氏は、あと10〜15年後には、テレビゲームのグラフィックがハリウッド映画のような現実に近いリアル表現に到達すると話しています。
Gamasutraのインタビューで、(テレビゲームの)リアルタイムコンピューターグラフィックが映画のように100%現実的な表現になるのにあとどれくらいかかるかを問われたSweeney氏は、以下のように答えています。
“私達が生きている間にそれが実現するのは確かです。それは単純にムーアの法則の結果でしかありません。おそらくそう遠くない10年から15年かかるのではないでしょうか。その頃にリアリスティックなグラフィックが浸透していると思うと恐ろしくなります。”
しかしSweeney氏は、どんなにグラフィック表現が完璧になっても、脳のアルゴリズムが解明されない限り、人間の知識や行動(アニメーションやAI)を正確に再現するのは簡単ではないと指摘。コンピューターの力でそれらが本物の人間のように描かれるには、何十年も先の話になるだろうと話しています。(ソース: Gamasutra: Epic's Sweeney: Games Are 'Factor Of 1000' Off From Graphical Realism)
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