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海外レビューひとまとめ 『Brink』

5月10日に北米で発売となったFPS、 Brink の海外レビューです。特徴的(“クールでユニーク”)なデザインとゲームコンセプトで注目が集まっていましたが、多くのサイトで「コンセプトはOK、しかしそれを十分に形にできてない」との指摘が。

PC Windows


Eurogamer: 8.0/10
すっきりとしたメニュー&HUDまわりはシンプルで扱いやすいインタラクション。シュータージャンルのスタイルと洗練を新たなレベルへ押し上げました。プレイのある瞬間では、ValveのTeam Fortress 2を上回る魅力的でソリッドな体験があります。

CVG: 8.0/10
親しみやすいクラスベース、オブジェクトベースのマルチプレイヤー。対人オンラインプレイで真価を発揮する。
Uppers: スタイル満載。戦術的で満足感のあるゲームプレイ。S.M.A.R.T.はシューターに新鮮なひねりを加えた。
Downers: さえないストーリー。不当に難しいソロキャンペーン。たくさんの借用&リサイクルなアイデアとメカニクス。

GamePro: 7.0/10
パーフェクトからはほど遠い。が、Brinkがなんかスゴいというのは正しい。
PROS: すごいキャラデザインとビジュアルカスタマイズ。クラスベースのマルチプレイシューターのための革新にみちたコンセプト。多彩なマップ、チャレンジ、目的。スーパークールなオープニング映像。
CONS: グッドなアイデアを完全に形にしたとは言いがたい。AI操作のキャラクターに指示を与えるすべが無い。武器、特にグレネード系にパンチが足りない。

IGN: 6.0/10
オンラインシューターは、ロングタームに渡り成功するために、多様性、深さ、常習性を必要とします。Brinkは少なからずニッチなハードコア・ファンを獲得するかもしれませんが、それがみんなに受け入れられるわけではない。パルクールなゲームプレイをもっと見たかったのに、その機構はゲーム全体を支配するのに十分ではありません。Brinkにはハートがあります。しかしパッケージ全体としては何か欠けています。

1UP: 2.5/10
マップはあまりにリニアで、S.M.A.R.T.システムはハマってない。目的は退屈でときにゴチャゴチャ。AIは驚きのバカっぷりで、人間のチームメイトがいない状態でのプレイははっきりいって無意味。ソリッドなマルチプレイシューターとしてのすべてのピースは揃ってるのに、本当にクールになる可能性を無視したデザインによって破滅した。正直にいって、時間を費やす価値はナシ。

GameTrailers: 7.9/10


5月10日に北米で発売となったFPS、Brinkの海外レビューです。チーム/クラスベース・オンライン・マルチプレイ・シューターの本作、その特徴的(“クールでユニーク”)なデザインとゲームコンセプトで注目が集まっていました。開発はEnemy Territory: Quake Warsなどを手がけるSplash Damage。2009年の今の時期に発表され、発売延期もはさみ2年後の2011年に発売されました。

多くのサイトで「コンセプトはOK、しかしそれを十分に形にできてない」との指摘があり、D評価の1UPでは「未完成品」「やる価値ナシ」と厳しいコメントも。ゲームプレイレベルでのオリジナリティに欠けるという意見もあります。オリジナルのS.M.A.R.T.(Smooth Movement Across Random Terrain)システムも評価が分かれるところ。本作の魅力であるRPG要素(キャラクター成長)も、最大成長が早すぎて育てる楽しみは薄いとのこと(スキル調整は可能)。

こういったマイナス要素が散見されるにも関わらず、一定水準の評価が与えられているのは、クラス/マルチプレイ/FPS/カスタマイズ―というゲームのベースが“ソリッド”な仕上がりになっているからこそ。“forgettable”なキャンペーンなどオフラインの一人用として真価は発揮されないので、遊ぶならオンラインのマルチプレイを。

なお延期となっていた日本版の発売日についても発表がありました。Xbox 360版が6月16日へ、PS3版が発売日未定へ。また“オンライン対戦のマルチプレイが国内のみ”になるという変更も行われています。(ソース: metacritic)


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