今年4月に発売された『Portal 2』ではPS3版Steamの導入によりPC版とPS3版とのクロスプラットフォームプレイが実現しましたが、Xbox 360版はSteamの導入が見送られクロスプラットフォームプレイも実現しませんでした。
Newell氏はXbox 360版Steamの導入が見送られた理由として“Xbox LIVE上の制限”を挙げており、またこのMicrosoftの方針によって『Team Fortress 2』の数年に渡る無料追加コンテンツが同作のXbox 360版(『The Orange Box』に収録)に配信できないままでいると話しました。
9月中旬には『Portal 2』の第1弾DLCが配信予定となっていますが、PS3ユーザーはその時にSteamの利点に気づき始めるだろうとNewell氏は述べ、Xbox 360のユーザーにも同じサービスを提供できるようXbox LIVEの制限緩和を望んでいると語っています。加えて下記のように制限緩和の価値を伝えています。
「SonyのよりオープンなアプローチによってPS3のデベロッパーは利益を得始めています。(制限緩和によって)蛮族がXboxの壁を破壊し、無秩序な荒地に変えてしまう事はないでしょう」Valveは現在PC/Mac/Xbox 360(XBLA)/PS3(PSN)向けに『Counter-Strike』シリーズ最新作の『Counter-Strike: Global Offensive』を開発中。Valveは『CS: GO』でもクロスプラットフォームプレイの搭載を目標としているので、今後もMicrosoftへの働きかけは行われていくでしょう。
(ソース: Eurogamer via Strategy Informer, Joystiq)
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