スティーブン・スピルバーグ×ロバート・ゼメキス製作総指揮、ヒュー・ジャックマン主演の映画『Real Steel(リアルスティール)』(日本12月9日公開)のゲーム化が決定。「2020年、ロボットが人間のボクサーに代わりリングに上がる時代」という世界観を再現するのは、UFC、WWEなどの格闘技ゲームを手がけるユークスです。

一般的に映画のゲーム化というと、マーチャンダイズの一環として行われる印象ですが、今回は『UFC Undisputed』シリーズで、特に海外で評価を高めたユークスがボクシングゲームを手がけるという点、自分だけのロボットで対戦を行い、勝利して賞金を獲得しさらにロボットを強化していく、という映画の(物語ではなく)世界観をゲームにしたという点で、いわゆる映画ゲームの枠を超えた作品となるのでは。

ユークスのプロレス・格闘ゲームのノウハウを投入した「ボクシング」の部分だけでなく「ロボット」の部分も充実。映画に登場するロボットを動かすだけでなく、購入したパーツを組み合わせてオリジナルのロボットをつくることができる“アセンブリ”がゲーム性を高めています。始めからゲーム内にあるパーツだけで570以上、その組み合わせはなんと1億通り。

パーツごとのカラー、入場アピール、ファイティングポーズ、部位破壊やガード不能などの特殊技、ロボットの名前なども変更可能で、能力だけでなくデザインの点でもこだわりを持って組み立てが行えます。さらにDLCでもパーツ、技、アピール、ゲーム内通貨などを配信予定。
それぞれのパーツに性能が設定されており、試合で勝利し獲得した賞金「REAL STEEL CASH」でより強力なパーツを購入、ロボットを強化してさらに勝利を重ねていく、というのがゲームの基本的な流れ。パーツは修理も必要で、高級なパーツはそれだけ修理費も高価に。

オフラインで楽しめるシングルキャンペーン、世界中のロボットと対戦できるオンライン対戦を搭載。オンラインでは勝利するごとにレートが上がっていき、自分より強い相手では賞金も高額に、自分より弱い相手では賞金は低くなっていきます。前述の通り強力なパーツは維持費も高くなるので、強いロボットをつくればそれだけ確実な勝利が要求されていきます。

格闘ゲームファン、映画ファン以上に、組み立て好きなロボットゲームファンに訴求しそうな本作。価格はXbox 360で800マイクロソフトポイント、PS3で840円。2011年10月上旬全世界配信予定です。
"Real Steel" is a trademark and copyright of DreamWorks II Distribution Co., LLC. All rights reserved. (C)2011 YUKE'S Co., Ltd. All Rights Reserved.
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